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ひるタブ、第15回グラフの種類

12回14回とグラフをきれいにつくりたい。をとりあげ、軸周りの書式設定やマークに出てくるグラフとその設定を取りあげました。​
今日はそもそもどんなグラフがあるのか、いろんなグラフを紹介したいと思います。

​今回は、Tableauサイトにとてもよいドキュメント「必要なチャートまたはグラフとは?」があるので、それを基に解お話したいと思います。​

https://www.tableau.com/ja-jp/learn/articles/graph-type

また、下記のドキュメント「最適なチャート/グラフを選択する方法」(PDF)も同様な内容で両方お勧めです。​

https://www.tableau.com/ja-jp/learn/whitepapers/which-chart-or-graph-is-right-for-you

​今回は、埋め込みのグラフも下書きっぽくないのでPublicで公開します。
https://public.tableau.com/views/15_17122189269890/1_?:language=ja-JP&:sid=&:display_count=n&:origin=viz_share_link


この他に、ウォータフォールチャートやコホート分析といったグラフがあり、地図を入れたり、アニメーションを入れたりしてバリエーションが限りなく広がりそうです。

となると、以上になってしまうので、復習を兼ねて、グラフのサンプルを添付しました。サンプルスーパストアで作れないグラフが2つだけありましたが、あとは2時間位で作りました。
https://public.tableau.com/views/_17120362834360/1_?:language=ja-JP&publish=yes&:sid=&:display_count=n&:origin=viz_share_link
1.棒グラフ

棒グラフ

いうまでもないですが、ディメンション(比較指標)に対して、量を棒で表し、高さや長さ(位置)であらわしたグラフです。小学生の頃からなじみ深いですね。

2.折れ線グラフ
時系列やBIN(分類)、得点分布など連続的な軸に対しての位置を隣り合った座標を線で結ぶことで、連続的な変化をみることができます。こちらも小学生からのおなじみですね。サンプルスーパストアではオーダ日が代表ですが、右クリックでドロップして、どの間隔で表示されるか選べるようにする癖をつけるといいです。

折れ線グラフの例

3.円グラフ
円の角度で、全体に占める割合を直感できるグラフです。円グラフには色々な欠点があるという情報が検索できます。場所をとるとか、正確な比較ができないとか凡例が遠くなるとか等々。これらの指摘はそうだなと思いつつ、上位ベスト5の比較等であれば、効果的に直感できます。余談ですが、Salesforceで多用される半円のスピードメータというグラフはTableauでは提供されません。実装は結構面倒なので、時間をみて改めて紹介したいです。

円グラフ(すきまたっぷり)

4.積み上げグラフ
小学校の頃は帯グラフなんて呼んでたグラフです。棒の中を3つめの次元で分類します。カテゴリを色に入れると、色で割合わけされたグラフができますた、下記の帯グラフを作るにはこれは簡易表計算というちょっとしたテクニックが必要になります。

積上げグラフ
縦軸が売上額ままの積み上げグラフ

5.散布図
多分、タブローが便利なのはこの散布図の作成とクラスタリング、セットを使って訴求力の高いグラフが作れます。普通の散布図は、縦軸横軸共に連続量であること、分布の位置を決めるための次元のこの3つからなります。3つ目の次元で全く違う点群が生まれるのが楽しさです。

散布図の例

6.バブルチャート
散布図が縦軸、横軸の2軸の位置で表現されるのに対して、座標での大きさ(バブル)で表現するグラフで、もう一つ比較できることです。下記のように割引率に対して、利益があがっているかを●の大きさでみることができます。

バブルチャートの例

7.レーダーチャート
顧客や商品の評価によく用います。引用元にあるので、ここにて紹介しますが、実は簡単には作成できません。地図のように標準での機能がなく、パスという多角形描画を使う必要があります。そういうときにデータのマッピングの計算も必要です。レーダーチャートはそれだけで1回分の内容なので改めて。今回はタブローの絵を拝借します。

レーダーチャートの例

8.マップ
地図の機能は、Tableauの中でもっとも強力な機能の一つです。都道府県単位や地方単位での、売上等を表示できますし、世界地図や外国の地域データもあるそうです。ただ、私自身が能動的に紹介するにはまだ力不足だなと思っています。いつかちゃんと紹介したいですね。

マップの例(都道府県別売上)

9.ヒートマップ
バブルチャートが3次元目を大きさでしめしたのに対して、色の変化で示します。高いスコアを赤、低いスコアを青と温度になぞらえてヒートというのでしょうか。実際には赤字のような低いスコアが赤かも知れません。


ヒートマップの例(オーダ月とサブカテゴリごとの購入頻度)

10.ガントチャート
ガントチャートは、前回に取り上げたばかりですので、詳細はそちらをご覧いただくとして、起点の位置から長さで量を表し、相対的な比較ができるものです。典型的なものが、勤務時間データですね。24時間以内のガントチャートはちょっと作るのが面倒です。例は、日単位での顧客別の購入期間のものです。

ガントチャートの例(初回購入日と最終購入日)

11.ヒストグラム
軸を一定の単位に区切っての出現頻度を棒グラフで表します。散布図のX軸を単位区間で区切ると考えてもいいかも知れません。Tableauにはその機能を簡単に提供するBinという機能があります。Binの使いかたも今後紹介します。

ヒストグラム(1000円単位でのオーダ数の分布)

12.ブレットグラフ
大雑把な説明だと、比較対象(前年度等)の指標を重ねて、比較をしやすくしたグラフ。上回った年、下回った年で色分けして、可視性を上げることができます。前年比較を右側に並べるよりずっと見やすいグラフです。

ブレットグラフ(2021年売上と2023年売り上げの比較)


Excelだとこんな感じが多いけど、同じ年の比較が難しい。

13.ハイライト表
ヒートマップに数値をいれたもの

ハイライト表(サブカテゴリとオーダ月別の購入頻度)

14.ツリーマップ
手書きでは作れないグラフの代表格がツリーマップです。相対的な割合を面積で表します。これも円グラフ同様正確な数値の比較はできませんが、スペースの無駄がないこと、確度よりは面積の方が直感的かも知れないので、円グラフよりこちらを進める方も多いです。そして、ロングテールの多い少ないを直感できます。

ツリーマップの例(都道府県別売上)

15.箱ヒゲ図
比較対象の分布幅に着目したグラフです。中央値、1/4値、最大最小値が一見してわかります。

箱ヒゲ図(地方別の売り上げ価格帯の分布の例)

16.ロウソクチャート
箱ヒゲ図に似てますが、株価のように時系列に対して、日々の変動を示した図です。これは、サンプルスーパストアでうまく表現できなかったので、引用先の事例を貼っておきます。

ロウソクチャートの例

終わりに
参考文献を見てください、以上にしたら寂しかったので、大半を自分で作り直してみました。ロウソクやスパイダーのように元データの準備が必要なものを除けば、サンプルスーパストアで手軽に作れるものが多いです。それがTableauの凄さですね。変わったグラフは、TableauPulicにまだまだいっぱいあります。和Vizの活動を見ていると本当にグラフなのというのも沢山がってびっくりです。また面白いグラフを集めて紹介できればと思います。



 


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