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ひるタブ第3回散布図を作ってみよう。

今回はグラフの中でも、一番Tableauらしいかなと思う散布図を作ってみたいと思います。その前に棒グラフや折れ線グラフでしょうという声もありそうですが、棒や折れ線はディメンションとメジャーをシェルフにおけば何かかけます。その点少し工夫のいる散布図を体験してもらいたいと思います。エクセルでも散布図はできなくないのですが案外手間がかかったかとおもいます。Tableauの散布図は覚えてしまえば簡単に作成することができます。
今回は「デスクトップ版」を使用してください。Web版だと製品版でもパブリック版でも分析が機能が足りないようです。

さて、シートを開いてください。サンプルデータは、いつものサンプルスーパストアです。
シートの「注文」をドラッグ&ドロップします。​
Sheet1をクリックします。空白のワークシートを確認します。​
Sheet1をダブルクリックして、シート名を散布図にします。​

まずはちょっと寄り道で利益率を作成します。第2回で作ったものと同じです。
項目の上の▼をクリックして、計算フィールドの作成を選択します。BOXが開きます。
上部の「計算1」をクリックして、式名を「全体利益率」にします。
 数式の定義sum([利益])/sum([売上])を入力、項目はデータの項目名をドラッグ&ドロップします。
   計算は有効です。が左下に出たらOKを押します。

さて準備が終わりました。項目名の利益を列シェルフにドラッグ&ドロップします。
項目名に表示された利益率を行シェルフにドラッグ&ドロップします。
製品名を色に落とします。すると散布図ができます。



散布図ができました。

これだとちょっと見づらいので。形状をクリックして●にします。サイズも傾向が見やすいようにもう少し小さくします。グラフの大きさも標準からビュー全体にして大きくします。粒の大きさはグラフの訴求ポイントごとに異なりますが小さいとトレンドが見やすいかなと思います。

グラフを整形します。

製品名がおおすぎるので対象を絞りましょう。製品名をフィルタにドロップします。
ワイルドカードをクリックし部分一致でコーヒーと打ちます。コーヒーに関連する製品のみフィルタされます。

フィルターでワイルドカード指定をする


きれいな散布図ができましたね。

コーヒーの利益と利益率

少し分析をしてみましょう。ここからは「デスクトップ版」を使用してください。Web版だと製品版でもパブリック版でも機能が足りないようです。

左上のアナリティクスをクリックします。
定数線をドラッグしてワークシートの真ん中にもってきます。リファレンスラインをどうするか聞かれるので利益を選択します。

マウスを上手に楕円の上に載せてください

そうすると数字を聞いてくるので20000と入力します。すると20Kの所に太線がひかれます。

これがリファレンスラインというものです。


これは概ねこの範囲に収まっている等を手動で示すのに役に立ちます。

次の分析をするので、ラインの上で右ボタンを押すと編集と削除が選べるので削除を選択して線を消します。この時戻るを選択すると、ワンクリックでは戻らないので注意が必要です。

次に平均線を入れます。平均線をドラッグしてワークシートの真ん中にもってきます。リファレンスラインをどうするか聞かれるので全体利益率を選択します。

平均線の設定

すると平均線がひかれます。

平均が一瞬で出ます。

散布図全体だとどの辺が平均がわからないですが実はコーヒーは若干赤字だというのがわかります。
また設定のメニューでの
テーブルは表全体
ペインはグラフが複数ある時にそれぞれ
セルは棒グラフの1本ごとになります
これらは散布図単独では表現できないので別の機会でためしてください。
最近のエクセルも頑張っていますがこのあたりはかなり楽なのがわかると思います。

もう少し他のアナリィティックスを試しましょう
四分位数は下から1/4,1/2,3/4の線になります。%や標準偏差も表現できます。

四分位数 知ってると便利

このあたりはTableauならではの手軽さですね。
試したら消します
箱ひげ図は四分位数に最大値と最小値をくわえたものです。

箱ヒゲ図


この例ではあまり効果が感じられませんのでサブカテゴリと利益のグラフを例に置きます。作り方のコツは分析からメジャーの集計を外すところです。お時間があれば試してみてください。

箱ヒゲらしい図の例

さて、散布図に戻りちょっと試したら消します

傾向線をドラッグして線形を選びます。

傾向線にはいろいろなものがあります。

回帰線が描画されます。

回帰線を引いてみました。


他にも対数/指数/多項式近似があります。楽しいですよ。

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