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新たな挑戦と更なる成長に向けて:ポルトガル留学記Week3


ISEGでの授業が開始してから一週間

月曜日
週の初めは課題などの作業をしに、「How about Coffee」というカフェに行った。とても落ち着いた空間で、店員さんも英語が喋れて注文がしやすかった。注文後パソコンで作業をしようとWiFiのパスワードを店員さんに聞きに行くと、「Yes, please」と返された。Wi-Fiのパスワードをもう一度聞くと、「yespleaseがWi-Fiのパスワードなんです😅」と説明された。とてもユニークで面白いパスワードだった。

こちらが店内で注文したシナモンロールとラテです!

カフェでの作業を終了させて、家に帰った後も作業を継続させた。その後、ラグビーの練習時間の2時間前ぐらいになったので、ミートソーススパゲッティを作り、練習前に早めの夕食を食べた。

ラグビーでは、夕食を食べた時間と練習開始時間が近かったことから少しお腹がきつかった。練習は、実践的な動きでの練習だったので少し難しかった。高校ではあまりボールを持って動くポジションではなかったので、実践的なパス回しをやったことがなかった。しかし、自分にとっていい経験ができた。

このフットサルコートを使用してタッチラグビーの練習をしています!

火曜日
この日はついに「Sociology of Work」でグループワークが開始された。グループメンバーは全員男性で、日本人の私と、ポーランド人と、イタリア人と、ブラジル人の4人で構成された。グループアクティビティの内容は以下の通りだった。

法学研究所の管理委員会は、
学生の満足度が低く、成績に悪影響を与えていることを懸念しています。

あなたとあなたの組織改革の専門家チームは、
満足度の低さの原因を診断し、調査する仕事を請け負いました。

組織改革のアプローチに従って、あなたの専門家チームはアンケートを実施することにしました。全学部生(n= 350)に適用し、弱点と強みの特徴を特定することにしました。

その結果、内部パフォーマンスを改善し、学生のニーズと期待によりよく応えるための改革計画を立案することにしました。

分析の対象となる次元は以下の通りである:
1. 教育資源
2. 教育の質(アカデミック・スタッフ)
3. マネジメント
4. 文化イベント
5. 社会環境

Sociology of Work: Activity 1 より

要するに、コンサルタントとして、授業で学んだ組織改革のアプローチに従い、学生のアンケートをもとに弱点と強みを探し、それをもとに改善策を出すというアクティビティである。

私たちは、強みと弱みをもとに様々な改善策を出し合った。私は、授業の前にアクティビティの予習をしていたことで様々な意見を出すことができた。しかし、英語での伝え方が難しかったためとても苦戦した。

その後、改善策をまとめ、グループは早めに課題を提出することができた。
すると教授から、資料は箇条書きではなく、コンサルタントとして正しい資料の書き方で書いてくださいとアドバイスをいただいた。

私たちはすぐさまそのフォーマットを調べ、その形式に直した。コンサルタントの資料のフォーマットは知らなかったので、今回のアクテビティでとても参考になった。

グループワーク後、イタリア人とブラジル人のグループメンバーは、次の授業があるという理由でお別れをした。

ポーランド人のグループメンバーは、私と同じく次の授業まで時間があったので、ランチに一緒に行った。彼の名前はサイモンといい、物静かでクールな人だった。しかし、話しかけると気さくな人で、ランチ中に自分たちがとっている授業や住んでいる住居などの話をした。

ランチ後別の授業だったので、お別れをして。次の「Environmental for Sustainability Business」の教室に向かった。だが、教授は現れず、教授からのメールで休校になることがわかった。その後すぐに帰宅して、疲れていたのですぐに寝た。

水曜日
この日はいつものラグビーの練習にはいかず、授業の予習と復習のため1日家に篭った。これらの方法を使い授業の予習と復習を行なった。

  • 授業の復習:ノートで授業内容を書いたスペースの下の段に、わからなかった内容を授業の資料とメモを完璧に理解する。

  • 授業の予習:授業のスライド内容を熟読して、その後翻訳をし、理解する。

この日の夜ご飯は、ミートソースパスタになった。スーパーで買ったひき肉がとても美味しかった。また、いつもは麺の茹で上げ時間が短いため、麺が少し硬いが、今日のはいつもより柔らかくとても美味しかった。ミートソースパスタがいつの間にか自分の得意料理になっていったことに驚いた。

木曜日
この日は「Sociology of Work」で情報通信技術における労働社会について学んだ。1950年から1975年の黄金時代の社会と、どのようにして黄金時代の亀裂が入り、情報通信技術が発達したのかを学んだ。私は黄金時代のことを知らなかったので、この授業で黄金時代を知れて、多角的に社会の歴史を見ることができるようになってよかった。

授業終了後、この日のお昼もサイモンと食べた。サイモンと何回か話していくうちに、何度も話が続くようになりとても嬉しかった。

 お昼ご飯を食べた場所にて撮った写真

「Environmental for Sustainability Business」の授業もグループワークが始まった。今回はドイツ人のジェレミーとグループになった。調査内容は翻訳するとこのようなものだった。

「The World Business Council for Sustainable Development」のサイトを用いて、以下の質問に答えなさい。
・ウェブサイトに掲載されている、企業の持続可能性対策を支援するツールやリソースを確認する。これらのリソースはビジネスにとってどの程度価値があるか?
・持続可能なビジネス慣行のための革新的な技術やアプローチについての言及はあるか?WBCSD/UNGC は、持続可能性におけるイノベーションを企業にどのように奨励しているか?
・ウェブサイトに掲載されている持続可能性に関するプロジェクトやイニシアティブにはどのようなものがあるか?これらのプロジェクトは、世界的な持続可能性の課題にどのように取り組んでいるか?
・ウェブサイトの内容に基づき、持続可能性と企業の責任という観点から、企業の将来的な展望と傾向はどのようなものなのか?新たに注目すべき分野はあるか。

Environmental Sustainability for Business: Group activityより

このグループ課題でサイトを用いた際に様々な記事があったので、それらの記事から必要な情報だけを抽出することが難しかった。私とジェレミーは、手分けして課題を行ったので時間内に終わらせることができた。

グループ課題の際にはあまり話しかけられなかったので、授業終了後にジェレミーと話した。そこでジェレミーは、サーフィンをやっているということがわかったので、今度一緒にサーフィンに行こうとジェレミーと約束をした。

金曜日
今日は一週間の疲労がドッときたのでずっとベッドにいた。普段頑張ってるよ、今日はゆっくり休みなと、自分に言い聞かせて休んだ。

夜はポルトガルでよく食べられているお米のカロリーナ米を炊いた。オニオンチキンライスにしようとしたが、調理が難しかった。しかし、味付けは抜群で、お米自体は、日本のお米よりも硬く、パラパラしているところがとても美味しかった。

土曜日
この日の午前中は、美術館とビーチに行こうと思っていたが体の疲れにより行けずに家でゆっくりしていた。

夜はサイモンとサイモンの友人のポーランド人のマックスと三人で Pink street と Erasmus corner という場所でお酒を飲んだ。
1時半に家に帰ってすぐに寝てしまった。

日曜日
この日は前日のお酒もあり二日酔いになった。
そこでゆっくりと過ごして疲れをとった。

9月の総括

9月は自分のターニングポイントだったと思う。

リスボンに来たことで、自分のパースペクティブを広げることができた。長い坂道や石畳の感触、歴史的な建造物、美しい青空ー全てが未知の領域だった。学校では、言語の壁を越えて、新たな学びを得ることができ、新しい友人たちとの会話で異なる文化や背景に触れた。

リスボンでの生活面も、公共交通機関を使って自由に移動できるようなり、一人で買い物に行って食事を作ることもできるようになった。そして、社会人タッチラグビーチームの練習にも参加することにもなった。

結果として、9月は新しい挑戦に積極的に取り組むことができた。

10月の目標:コンフォートゾーンを抜けて成長する

留学から1ヶ月が経ち、だいぶ緊張がほぐれてきた。そんな時だからこそ、さらなる成長を目指していきたい。

そのためにも、具体的な目標を定めることが重要である。例えば、ポルトガル語を学ぶために、ラグビーの練習中にポルトガル語を使うことや、ご飯を食べる際にポルトガル語でオーダーすることなどが考えられる。

学業においても、まずは、授業の予習を授業前に済ませ、復習は授業当日に行って授業の理解度を深めるという基本的なことを継続させていきたい。また、新たな挑戦として、授業内での質問や授業内のプレゼンなどをしていきたい。そうすることで、知識の習得がより深まるはずだ。

この1ヶ月で築いた友情やつながりを大切にしつつ、新たな人々との出会いにも積極的に向き合いたい。異なるバックグラウンドや考え方を持っている人たちとの交流は、自分のパースペクティブを広げることができ、新たな価値観の創造ができる貴重な機会である。

この10月、私は自分自身を信じ、期待を寄せ、コンフォートゾーンを抜けて、更なる成長を遂げる。

来週に向けて

来週は、新たな一歩を踏み出す大事な一週間にしていきたい。まず、授業に対して一層の集中を心掛ける。また、コミュニケーション能力の向上のための英語の勉強と、健康的に体を維持するための筋トレも継続させていく。

さらに自分自身のオフタイムを大切にしたい。例えば、ラグビーなどのスポーツで体をリフレッシュして、美術館で芸術に触れ、ビーチでのサーフィンで自然を満喫していきたい。また、学校の交流イベントなどに積極的に参加し、新たな友人やコミュニティとのつながりを深めていきたい。

この一週間を通じて、新たな学びや経験を大切にして、自己成長に努める。

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