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スウェーデンへの旅 1999年9月

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夫の数学者仲間のロシア人、フレニコフ氏に招かれ、彼の勤務先のスウェーデン、ヴェクショー大学で寮生活を2週間ほど体験することになった。北欧の季節、暮らしぶり、人々との交流など、印象…
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記事一覧

 1章-1 旅の背景はF氏

前年の1998年、ポーランドでの数学会の別れ際に、ロシア人のアンドレイ・  フレニコフ氏が、…

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1章-2 招待は恩返し

フレニコフ氏は我が家の居心地の良さをほめ、いい友だちができてよかった、と繰返し繰返し言う…

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1章-3 9/3 旅の始まり

4:30 ベルの音で目覚め、こんな日も幹彦はいつものジョギングに出かけて行った。私は「ため…

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1章-4 グランド・ホテルへ

飛行場から市内の中央駅まで電車で2駅だ。外はまぶしいほど明るく、空気は爽やかで暑いほど。…

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1章-5 9/4 コペンハーゲン市内巡り

朝5時20分に起き出す。夜中に何度も目覚めたが、そのたび近所でわめき声や歌声が聞こえた。…

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1章-6 賑やかな町なかで・・

10:30  観光案内所  へ行って、明日の 「マルメ行き」 の時間などを尋ねバスでニュー ハ…

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1章-7 チボリ公園とアンデルセン舘

歩きに歩いて「チボリ公園」にカードで入った。ここも賑やかだ。子ども・若者・年配者すべての人の憩いの場、遊び場となれるよう、いろいろ工夫があって、ゾウの背中に父子で乗って散歩していたり、激しく揺れたり回転  しながら進む乗り物があったり、カートをぶっつけあったり、オバケ屋敷も  あった。 中でも大きな悲鳴が上がっていたのは、真っ直ぐな100mほどの塔の外側に、座席が外向きに有り、そこに若者達が座って、長い脚を垂らしたまま、ヒューと上まで吊り上げ、勢いをつけて100mストーンと

 1章-8 神風に感激の青年

この時、すぐ近くで酒を飲んでいる男たち2人の姿が見え、先ほどの唾の 後遺症気味だった私は…

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1章-9 有り難い? チキンの饗応!

若者は神風のことを、初めて聞いたと感激した様子だった。それから 「わかった!だから、敵の…

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1章-10 9/5 フェリーでマルメへ渡る

5:30   2人とも目覚め、ベッドの上で体操する。幹彦は       「夕べはどうして…

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2章-1 ヴェクショー駅でF氏の出迎え

マルメから乗り換え地点のあるベスタまでは、「X2000」という、  ちょうど日本の新幹線…

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2章-2 すいとんバンザイ!

自炊に必要な調味料から買わねば、と重たい気持ちで、台所の戸棚を開けてみると、なんと、前に…

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2章-3 9/6 久しぶり朝食作り

夕べは真夜中1時に目が覚め、寒くて喉が痛くてならないので、まずうがいをし、ビタミンCと葛…

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 2章-4 肉にジャム・パスタ弁当!

12:00きっかりにフレニコフ氏が現れた。窓辺にかけておいた洗濯物を、大あわてで洗面所にかくす。外は良い陽射しなのに、誰1人洗濯物を外に干している人はなく、みんなどうしているのだろう。ふしぎでならない。電気乾燥機を利用しているのだろうか。でも、他の電気製品の性能を見れば、ろくな乾燥機はではあるまい、と思える。それでも1年の半分以上が  気温低く、天候が悪いとすれば、乾燥機は必需品なのかもしれない。 フレニコフ氏には、土産として「梅酒・懐中時計」を幹彦から渡した。他にも扇子や