遠藤みえ子

東京女子大英米文学科卒。高校教員33年間、恵泉女子短大と東京女子大計17年非常勤講師。日本児童文学者協会会員。『やなぎ通りのスージーさん』『あじさい寮物語三部作』『1945年鎮南浦の冬を越えて』は、日本語版、英訳版の二冊が米国議会図書館に2020年所蔵さる。他十数冊と翻訳書有り。
    • おはなし玉手箱(12)

      バブル期の頃に300以上書き残した小さなお話の一部を、載せてきました。郊外の町の老若男女、いろんな人たちの日常の喜怒哀楽を残したいと思いました。読んでいただけると嬉しいです。

    • おはなし玉手箱(11)

      切りのいい(12)まで続けたくなりました。ごく短編の身近な話ばかりですが、気楽に読んでみてくださいね。

    • おはなし玉手箱(10)

      ほぼ毎日600字前後の、短いおはなしを載せています。少し前の郊外の町の老若男女のちょっとした話です。読んで頂けると嬉しいです。

    • おはなし玉手箱(9)

      こんなに長く続けてしまいました。読んで下さってありがとうございます!

    • おはなし玉手箱(8)

      まだ続けています。介護との競争のようです。手持ちの短編はまだありますので、どうかよろしくお立ち寄り下さい。

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ツナギ4章(2)人質?

ツナギにとって何より嬉しかったのは、海辺から帰った3人が、奥で眠り続けている翌日の午後、じっちゃが八木村から戻って来たことだった。5人で八木村へ出かけた日から、…

17時間前

ツナギ4章(1)帰還

「まだだ、見えない!」 ツナギは首を振った。サブも伸び上がって川下を見つめていたが、肩を落とした。八木村から戻った翌日から、山崩れで埋もれた木を掘り出す仕事を手…

ツナギ3章(6)手当て

泊まり先は、病人のいない家に限られた。はやり病ではと恐れたのだ。じっちゃはオサの妻の薬草の手当てを受けることになり、サブは野毛村オサの息子ゆえ、八木村オサ宅にと…

ツナギ3章(5)八木村集会で

その時の知らせとは、こういうことだった。 ハナと夫と2人で向かいの山へ山菜採りに行き、崖から落ちかけた夫を助けようとして、ハナもろとも崖下の沢に落下してしまった…

ツナギ3章(4)八木村だ!

荷をかついで、登り下りのくり返しは苦しかった。それでも頂上で弁当を すませ、八木村への下り坂にかかる頃には、皆元気を取り戻していた。常緑樹の多い、薄暗い森を長々…

ツナギ3章(3)不運?

翌朝はうす曇りだった。じっちゃに祝詞 (のりと) を頼まれたヤマジのババサが、昨日の笹竹を取り出し、勢ぞろいしたツナギたちの頭の上をサラサラとなでて、旅の無事を祈っ…