遠藤望恵

痛みを受け入れ、解(ほど)いていくことを目的とした自己受容と自己治癒の美術を目指してい…

遠藤望恵

痛みを受け入れ、解(ほど)いていくことを目的とした自己受容と自己治癒の美術を目指しています。もえと読みます。好きな画家はエゴン・シーレと鴨居玲と東山魁夷。

最近の記事

お前のWikipediaなんか書きたくないんだけど

好奇心の赴くままに無責任に広げてしまった風呂敷を、ゆっくりひとつずつ、色んな方面に頭を下げながら畳んでいく。そんな数週間だった。陶芸教室のキャンセルと代理、文壇バーの店番とギャラリーのアルバイトの辞退・・・返信してなかったぼったくりのグループ展。(最後のはいいか) 収拾がつかなくなった常識を 別の常識で落とし前をつける これが私の生き方だ "外れず"に生きることは不可能だからだ。 明日は何を諦めるのだろう。 持て余した「辞める力」にのみ若さを感じるこのままならぬ肉体は、

    • 狼と蛇、さようなら

      一週間くらい前かな。 宇多田ヒカルの「荒野の狼」を一晩中リピートして、明け方に感覚がおかしくなった。うっかり月に吠えちゃうかと思った。ヘルマン・ヘッセの原作(元ネタ)もまだ読めていないのに。 個展が終わってすぐ、大切な人ふたりから絶縁しようぜメッセージが届いた。 理由が恐ろしいほど、同じなのだ。 至極、私に過失がある。 つまりこちらの距離感の愛着バグにある。 愛着という言葉を使うとまるで先天的なもののせいにしている感があるが、そういった他責ではなく純粋に愛着がバグでしょう

      • Asyl-清潔な国-を終えて

        2024年7月26日(金)〜7月31日(水)に下落合のAlt_Mediumで自主開催した個展「Asyl-清潔な国-」が無事に終了しました。全然初個展とかではないけど、主題を見つけてそれを見つめて作品にしたものを個人で発表するのは初めてのようなものなので、気持ち的には初個展でした。ご高覧いただけた方や協力してくれた方々にお礼を申し上げたいです。本当にありがとうございました。 個展タイトルのAsyl(アジール)とは何ぞやと言うと、それは歴史的・社会的な概念で「聖域」「自由領域」

      お前のWikipediaなんか書きたくないんだけど