記憶障害、精神疾患

恋人に会話の流れで「お前話は面白いのに引き出しから出す力がない」と言われ、わたしはそれを思い出す力がない、と解釈した。
「記憶障害だから」とよくわからない言い訳をすると、「それ、なんとかならんの?」と言われた。
Googleで「解離性健忘 治療」などと調べると、精神療法が有効である、と出る。カウンセリングなどのことを指すのだとわたしは捉えた。
しかしわたしは担当の心理士が非常に苦手で、ほぼカウンセリングして頂いたことはなく、中学生の頃に発達のテストのようなものを受けた後、ほぼカウンセリングのようなものは受けていない。
そして、解離性健忘とはショックを受けた出来事の周辺の記憶をなくすことであり、わたしのように日常的にほとんどの記憶が薄くなってしまうのは解離性健忘ではなく、また違う何かなのか、はたまたただの忘れんぼうなのかもしれない。

わたしは恋人の「それ、なんとかならんの?」という一言にすごく傷ついてしまい、このようなつまらない文章を作成している。彼は記憶障害を胃腸炎や風邪と同類だと思っているのだろうか(胃腸炎はなったことないので分かりませんが)。
不眠症やうつ病など精神的な病は薬で苦しみを軽減することはできても完治はむずかしい、本人の意思次第であると認識している。精神病を軽く捉えている彼に、ひどく苛立った。
恋人はわたしから見る限り不眠症気味だが、ぶっ倒れるまでは大丈夫!という生粋の大阪男なのでもう救いようがない。倒れてから地獄を見ればいいと思う。一応受診は勧めている。
わたしは精神苦痛があまり他人から気付かれにくく、嘔吐することもなければ意識を失うこともなく、ただただ苦しみ1人でオンオン泣くだけである。それがただ体質なのか、まだ限界を迎えていないのかどちらかはわからない。しかし体重のみは食べても食べても減っていく。この可視化でき、そして数値化もできる、最高の基準値“体重”
にかなり頼り、どんどんわたしは痩せていく。
数ヶ月前まで肥満近くあった体重が今は標準より下回るようになっている。

不眠も年々ひどくなる一方で、ロゼレム、デエビゴ、クエチアピン、マイスリー、ベルソムラ、アモバンなど、わたしの身体状況で処方できる薬はほぼ試した。比較的ベルソムラはお気に入りで半年近く服用していたが突然酷い悪夢ばかり見るようにになってしまい、辞めた。
精神安定剤は市販薬ODのしすぎなのか全く効かず、またわたしの精神が波打つのは内的要因ではなく外的なものであると自分で判断し、処方を止めてもらった。

もうどこにも救いなど、ないんじゃないかと思う。アルコールやアッパーのお薬を大量に摂取してから見える世界が、全て現実であればいい。そんなのただの現実逃避でしかないが、ただただ逃避していたいのである。ただのエゴ。
仕方がないから机に向かって勉強する。眠れない。苦しい。頭痛がする、、、
しかしこれを、乗り切れば、どうにかなると信じて走り続ける。ゴールの先にあるのがさらなる苦しみなのか、幸せなのか快楽なのか。
生きることでしか分からないから、今日も生き続けなければ、学び続けなければ、働かなければ、ならないです。

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