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部屋のなかの部屋(終)

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非常時、部屋のなかに閉じこもって、言葉が枯れていく部屋のなかで、詩や生活のことを考える。 コロナ禍で自宅待機中に書いた日記です。
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2020年5月の記事一覧

#35 反対の部屋

#反対します 。 今日は仕事で大きな会議があった。事前に資料が送られてきて、読んでみると仰…

#34 人を苦しめようと思って、詩を書いている。 -野々原蝶子さんとの対話-

昨夜は詩人の野々原蝶子さんとお話をした。 野々原さんは昨年、詩集『永遠という名のくじら』…

#33 掃除する部屋

圧倒的、掃除。 今日は目覚ましをかけずに寝た。何度か目が覚めたが、それでも10時ごろまで眠…

#32 プチミニマルな部屋

しっかり休む日。 ようやく休みの日になった。変わらず朝8時のZOOM会議だけには参加して、あ…

#31 人のようにふるまう部屋

一か月のまとめ。 この「部屋のなかの部屋」というマガジンは、在宅勤務によって、身体や言葉…

#30 再び、疲れている部屋

疲れがたまっている。 この一か月ほどは、おそらくかつてないほどに充実し、健康に過ごしてい…

#29 私の頭の中まで入ってきた泥棒の部屋

韓国の詩を読む。 「愛の不時着」を見て以来、韓国愛が高まっている。いまは仕事が増えてきたのでなかなか新しいドラマを見るチャンスがなくなってきたが、また時間ができたら「アルハンブラ宮殿の思い出」や「トッケビ」を見てみたい。 そんなときに、Twitterを見ていたら『私の頭の中まで入ってきた泥棒』(CUON 2020.3.31)という呉圭原(オ・ギュウォン)さんの詩選集が目にとまった。オ・ギュウォンなどという人ははじめて知ったし、韓国の詩を読むのはたぶんはじめてだ。 ちょう

#28 狂った水の部屋

浅蜊の砂抜きをする。 これは昨日の話だが、おそらく、自分で浅蜊の処理をするのははじめてだ…

#27 追い込み漁の部屋

資生堂の「花椿」に投稿した。 今日の午前9時までが締切だった。まえから投稿しようとは思っ…

#26 部屋のなかの部屋

今日も詩を書く。 日曜日だが、午前中から仕事をする。15時ごろに一段落して散歩に出かける。…

#25 肌を整える部屋

スキンケアに本気を出す。 一年ほど前までは洗顔フォームすら使わず、ボディソープでそのまま…

#24 生活する部屋

朝、7時に起きた。 7時には窓から寝ていられないほどの光が差し込む。まぶしい、と思いなが…

#23 手のひらのあと -矢口れんとさんとの対話-

昨夜は詩人で、インド学研究をされている矢口れんとさんとお話をした。 れんとさんとの出会い…

#22 愛の不時着する部屋

「愛の不時着」を見た。 韓国ドラマを見るのは実に「冬のソナタ」以来だ。母親が韓流にハマりだしてから、実家では常に韓国ドラマとK-POPが流れていてうんざりしていたのだが、昨年末に韓国に旅行に行ったこともあるし、ネットフリックスで第一位になっていたり、強いすすめがあったことから見ることにした。 見るまえは「愛の不時着」だあ?とまた甘ったるいそれらしいタイトルつけやがって、などと思ってはいたものの、ネットフリックスだし、映像や俳優陣、ストーリーは固いだろうと思って第一話を見る