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も〜っと!テツノイバラex「単」

はじめに

こんにちは、えんDです。
好きなおじゃ魔女は藤原はづきちゃんです。

以前、テツノイバラexが収録されたての頃にもイバラ単のnoteを書きました。

https://note.com/end_gx/n/naaa265cdaf65

仮面環境前はドラパルトがいなかったこともあり、リザとルギアが猛威を奮っていたため、イバラ単は環境に対してかなり刺さりがよく、強いな〜と思って書いたものでした。

そして現在、ナイトワンダラー環境。
ヨノワールラインの登場により、またまたリザードンが頭一つ飛び抜ける環境になりました。

と、いうことは
イバラ単がまた強く出やすい環境ということになります。

前回のnote当時(クリムゾンヘイズ)からは3ヶ月ほどしか経っておりませんが、環境は確実に変わっておりますし、イバラ単を実際に使った経験や、自分以外の使用者からの意見やnoteを参考に更なるアップデートをしました。

も〜っと!強くなったイバラ単についてのんびり書いていこうと思います。


レシピと基本の動き

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前回のnoteではマントやボタンを中心にした構築でしたが、今回は、より前のめりな構築です。
相手がベンチで育てているアタッカーをとにかく先に狩ることをコンセプトにしています。故にエーススペックもプライムキャッチャーです。
進化されて相手のHPが上がると殴り合いにおいて不利になるので

・たねのうちに倒す
・スナッチアームやジャッジマンでそもそも進化されないようにする

ことを意識しながら戦っていきます。
相手盤面にもよりますが、後続を作ることよりもやばいやつを倒す方が先決です。ペパーよりボスを優先したり、ペパーでテクノレーダーよりもプライムキャッチャーを持ってくることを優先する展開も多々あるでしょう。

ジャンケンに勝った場合先攻をとりますが、後攻でサポートを使いながら場を整えたり、妨害していくことも動きとしては悪くないのでジャンケンに左右されにくいことも強みの1つです。

先2からサイドを1枚ずつ取っていき、先攻7ターン目に勝ち切るのが、理想パターンであり、基本パターンとなります。

弱い点としては対戦準備で手札に種ポケモンがなく相手に引き直しを与えてしまうことが多いことです。
2回までなら普通。引き直しなしでイバラをセットできた場合は第一の上振れとして謙虚に対戦に臨みましょう。
相手の増えた手札はジャッジマンで誤魔化したり、スナッチアームの餌にできたらちょっと嬉しいです。


環境各対面の戦い方

有利不利がかなりはっきりしたデッキタイプではありますが、環境の多様化とそれに合わせての構築とプレイングのアップデートにより、良くも悪くも有利不利が曖昧な相手が多くなりました。
有利な相手にも隙をつかれると負けるし、不利な相手に対しても勝ちを拾える立ち回りがあります。
どのデッキを使う際にも同じことが言えますが、油断せず、そして諦めずに最後まで戦いましょう。

超有利(こちらの動きがイマイチでも割と勝てる)

リザ
1番の仮想敵。ヨノワールラインを引っ提げてサイドを自在に操る現環境最強のデッキだが、明確に有利と言い切れる。
とにかくエネのついたヒトカゲを倒すことを念頭に回す。
スナッチアーム、ジャッジマンを駆使してとにかく進化を遅らせる。荒野を貼れている場合、2エネ手張り進化されたとしても前を逃がせずに1ターンもらえたりする。
そんなこんなでサイド差をつけて勝ちにいく。
最終的にはリザードンが完成することも多々あるが、1発喰らわせた後にデヴォリューションすることで非常に効率の悪い2パンができる。

なんでもアリの最強tier1様を手張りとコツコツ進化のファミリーポケカデッキに変えてしまうイバラ単、強いです。

ルギア
基本的に一方的に勝てるが、マリガンなどで相手の手札も増えてるので油断できない。
ルギアVSTARの着地とトラッシュにアーケ2枚+バトル場にハバタクカミの条件が揃うとルギア側に勝ち筋が出てくる。
ネオラントなしでやってみやがれ!!と思うが全然やってくるので、油断せずにルギアVを狩り尽くして安心盤面を作りたい。
相手が場にハバタクカミを出してくれるならそっちから狙う。

リザとルギアに有利と言い切れる。それだけの理由でも今の環境なら握る勝ちは多いにある。

有利(それなりに回れば勝てる)

パオ
エネが溜まってくるとスーエネ回収1枚で突破されてしまう。セビエ狩りおよびセグレイブ狩りがマストになる。
なので殴れたとしても初動はエナジーターボを使ってダブルターボなしのイバラを作っておきたい。ブーエナ込み160打点でセグレイブを倒せるイバラをキープしておくプレイングが大事。

冷気と隠し札なしだとパオは想像以上に回らない。
ただ、対イバラをわかっているパオ使いは最初のカイでキャンセルコロンを持ってきて強引に冷気隠し札でトラッシュに水エネを貯めてきます。これやってくる人ほんと強いです。ゴマをする準備をしましょう。

ドラゴ
オーガポン付け替えギミックを封じれるので最速で殴ってくるとしても3ターンかかる。
よって、後続はほぼ育ってはこないので1ドラゴ倒すまでにオンバーンドラゴ単が立たなければ勝てる。
オンバーンドラゴが完成したとしても単じゃなければプライムボスで強引に突破できる。
ちなみにオンバーンじゃなくてヌメルゴンでもキツい。
あれ、けっこう不利じゃね??って思う部分もあるけど、イキリテイク、みどりのまい、レガシースターを封じたレジドラゴは想像以上に回らない。


ライコポン
ここもみどりのまいを封じれるのが大きい。相手は1ターンの間にどんなに頑張っても場に3枚しかエネを貯めれないので1発は必ず耐えれる。つまりツーパン合戦になりがちである。
イキリテイク、隠し札、リスタート、みどりのまいが使えないライコポンはやはり想像以上に回らない。

他対面でも言えるが、特性が使えないということはオーガポンやイキリンコ、ゲッコウガをわざわざ場には出さないということである。
するとどうなるか。
手札や山札に不要札が貯まるのでジャッジマンの刺さりが非常に良くなるのである。

特にライコポンの場合は基本草エネルギーもハズレ札になるのでそもそもの山が非常に弱くなる。よって、トータルでの勝率はかなり高くなる。

相手もブースト古代などで確定数をズラしてくるのでスイーパーは大事に使いたい。

ミライドン
ここの対面も相手の特性は全て止めれる。その上でほとんどの相手をツーパンできるのでここも同じように殴り合いになる。
ミライドンがサンダー込みで230ダメージを出してくるのでこちらはお守りを優先したい。荒野もかなり効く。
山からポケモンを抜けないミライドンがそんなに何発もジェネレーターヒットさせられてたまるか(ヒットする)

不利(超理想的に回れば勝てる)

ドラパ 
ドラパが立つと相当きつい。
しかしそれはリザードン相手と同様である。
よって立ち回りは対リザと同じ。エネ付きドラメシアをとにかく狩る。スナッチアーム・ジャッジマン・荒野でとにかく妨害しつつサイド差を詰める。

ロスバレ
一口にロスバレと言っても採用ポケモンによってかなり変わってくる。
共通して警戒したいのは5エネガチグマである。おまもり付き新品のイバラが前にいるなら一応安心ではあるが、スイーパーを使われるところまで考慮したプレイングを心掛けたい。
ロスト7貯まる前になるべくサイド差をつけておきたいのでここでも荒野を優先して持ってきておきたい。
傷薬の採用意図の1つとして、ウッウ+ヤミラミの230を避けることがここであげられる。

ガチグマを2パン処理しつつ、他でサイド4取り切ることを妨害と回復を挟みながら狙っていく。


サナ
1番面白い対面。
クレッフィやハバカミを早い段階でロストに送れると楽。
フトゥーを使わない限り、カミやクレッフィは必ずベンチに置くターンが生まれる。(そうじゃないと死に出しでカミ前、エンブレイス後の逃げができない)
その1ターンの間にボスでカミを呼び出し、ロストシティでロストに送れればいいのだがほとんどの場合はその前にスタンプが飛んでくるのでそもそもこちらは技を打てるかも怪しい。
なのでカミをロストに送れるかどうかはかなり水物。
しかし、相手も殴り出しが決して早いデッキではないのでサイドを2枚ほど先行できる。
その後はサーナイトexとの殴り合いになる場合が多いがここで重要になってくることがマシラの処理である。
マシラさえいなければサーナイトex相手にも余裕ができるので優先して狙っていく。

なので早めのカミロストが狙えそうもない場合は
①前を殴ってサイド2枚ほど先行(ボス温存)
②ボスでマシラを狙う
③やみうちでダメカンの乗っているベンチを狙う

この辺を意識して、サーナイトexを無視するパターンがもっとも勝ちやすい立ち回りである、と現状では結論付けている。
特に②③について、基本的にはマシラはサナexの回復に当ててくる場合がほとんどなのでマシラを処理することでベンチ非エク(バトル場逃げのためのカミ)を倒してサイドを1枚進めることができる。
やみうち警戒よりもサナexがツーパンラインから逃れることの方が重要なので、ここまで展開を読んだ上でカミからダメカンを解除するプレイングをできる人は初見ではまずいないはずである。(でもサナに自信ニキって上手な人多いよね)

決して有利ではないものの、サナ相手にも相当窮屈なプレイングを強いることができてかなり楽しいです。

ギラ
いかにギラを2パンしていくかが勝負。
ハイパーボールなどの進化先のサーチカードがほぼないのでスナッチアームが特に強力である。
また、相手もギラをVのうちに処理されたくない心理が働くのでアビスシークが打ちにくくなるし、打つために前に出てくるならツーパンしやすくもなるので狙いを通しやすくなる。
ここでも荒野が役に立つ。

クツキ
特性を止めれるのでやはり動きは悪い。カラミテイストームで倒されないことも大きい。
しかし、狂いえぐる即死の恐怖は常に伴うので、この対面において気をつけたいことは、とにかく後続を立てることである。

他の対面であれば、あえてベンチに次のイバラを出さずにエネ管理や裏呼びの裏目を避けるように動く時もあるが、対クツキに置いては積極的に並べていく方がいい場合が多い。

くるいえぐられた後にそのクツキをしっかり処れる盤面にしておくのが大事。

無理(よっぽどのことがない限り勝てない)

ディアルガ
隠し札を止めれるくらいしか影響がない。デッキのコンセプト上、進化先に触れるカードもそれなりに入っているのでディアルガVSTARになられた上でちょいちょい殴られているといつのまにか負けている。
ジャッジマンスナッチアームから種切れわんちゃんの勝ち筋が1番現実的。かなりキツイです。

古代バレ
ディアルガに比べるとゲコを止めれる影響は大きいけど、非エクの上にHPも高いのでサイドを取る効率が相当悪い。
わんちゃんジャッジマンで止まってくれることを祈るしかない。

ブジンガチグマ
タキオンビットを止めれないため、簡単にワンパンされてしまう。
イキリテイクを止めれるのは良いが、非エクガチグマすらこちらはワンパンできないので絶望的。

しかし、タキオンビットも止まると勘違いしてるプレイヤーも多いのでしれっとしていれば勝てるかもしれない。
(実はこれで3回くらい勝ち拾ってます。テキストを読むのはとっても大事。)

個人的にこのデッキタイプは好きだけど、流行らないと思うので気にしなくて良さそう。

エーススペックについて

今回のレシピで紹介しているエースペはプライムキャッチャーです。有利対面でも不利対面でも、とにかく育ったたらヤバいやつを育つ前にしょっぴくことがコンセプトなのでこうなりました。

他エーススペックの採用ももちろんアリなのですが、そのエースペに合わせてかなり構築が変わってくると思うのでその辺について考えていこうと思います。

レガシーエネルギー
4体目のイバラで戦うことができるようになる。コンセプト上、かなりやらしいサイドレースにできて強く見えるが、4体目のイバラで戦ってる展開の時は相当苦しい展開になっているので、4体目を使えている状況こそは良いものの、そのまま勝てるかは相当怪しい。
レガシーを入れるならヒスイのヘビーボールorタンカ、そしてかじばの1発はマストになってくる。

ヒーローマント
前回の記事の時にはマントを採用していた。ワンパンしてこない相手に対してのボタンループが強力であり、ボタン多投も合わせて古代バレットに対しての有利不利は逆転するのでそこはよかった。
ギラに対してもノーマントイバラにスターレクイエムを使わせると残りのロストインパクトに合わせてボタンマントループから勝ち筋を拾えて強い。

しかしスイーパーやジャミングタワーで無効化されることがやはり多々あり、エースぺとしての強さを発揮できないことも多く考えものであった。

採用するならやはりボタン多投型が強いと思うのでサイドプランやエネ配分、ボスに頼りない裏呼び手段などから見直すことがオススメ。

ポケモン回収サイクロン
このデッキの場合はペパーでサーチできるボタンという位置付け。ボスを使いながらの回復にもなって強力だが、それならばプライムしながらボタンする方がトータルの汎用性が高そうなので我慢した。
ちょびっとの回復で2パンを避けれるケースもあるのでそこも傷薬で我慢。

ポケバイタルは飲んでみたい。

アンフェアスタンプ
これもペパーからサーチできる強力な手札干渉なのでかなりアリよりだったが、イバラが一体倒されている盤面の場合、アンフェアスタンプ打ったとしてもけっこうキツイ場合が多かったので今回は見送り。

採用する場合、ジャッジマン周辺から配分をいじっていきたい。

おわりに

キツくなる前に、サイド差をつけて手遅れにする。今使ってるイバラはそんなコンセプトなんだな〜、と書きながら気付きました。
打点こそ低さを妨害要素でカバーしているだけで、考え方の底にはやられる前にやる!というアグロなデッキタイプが根付いているな〜と思います。

環境によって強さが左右されてしまうデッキですが、だからこそ、強い時には滅法強いです。

ステラミラクル環境になったら、またどうなるかわかりませんが、ナイトワンダラー環境で勝とうと思うなら悪くないデッキ選択になると思います。

WCSに向けてのBO3の自主大会もあるとこの7、8月は開かれるでしょう。
そこで強者たちがウキウキで練習してきたリザードンをニチャニチャしながらぶっ飛ばすのもまた一興かと思いますのでぜひ使ってみてください。

BO3向けなデッキでもあるのでWCS参加者の方も一考する価値はあると思うので、もし読まれている方がいましたら参考にしていただければ幸甚です。

なんか他にも書きたいことがあった気がしますが、その時はテキトーにツイートしたりします。

同じテーマのnoteを2回書くのは初めてでしたが、楽しかったのでこういうのもアリだな〜と思いました。

うーん、イバラ好きですわ〜〜〜💕


それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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