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研究授業の参加の仕方と、協議のコツ

この前、研究授業がありました。
研究授業の参加の仕方って教わらないですよね。
なので、私の場合を書いてみました。

https://note.com/enchant_teacher/n/n7c45fdbdf380


また、研究授業の研究協議のやり方についても持論を紹介します。

今から10年以上前、研究発表の際に、ファシリテーターとグラフィッカーシステムを校長の肝いりで導入し、私の勤務している自治体に流行らせたという説があります。(諸説あり)その時に、ファシグラのやり方を言語化し一般化して、他の学校広め、いくつかの学校から依頼を受け、教えに行ったのは、私です。(諸説あり)(思い込みと盛りあり)



1. 研究協議は第二の研究授業

 研究授業をしてくれた先生のためにも、研究協議は活発であるべきです。そのためには、協議の授業者であるファシリテーターと、板書役のグラフィッカーは事前にしっかり準備しないと、本当の授業者に申し訳ないです。先行授業の参観や、指導案の読み込みはもちろん、授業者の想いをあらかじめ汲んでおくことが大事。ファシグラをするには、本時を参観していない人には、難しいのではないかと思います。



2. ファシリテーター

 ファシリテーターの技術=授業力であると思います。ほとんど授業と同じですね。全員に話をしてもらうことや、協議の柱からずれないように修正していくことが大事です。また、成果よりも課題に重点をおいて、よりよくしていくためにはどうしたらいいかを検討していくために、交通整理していきます。「よかったよねー」では、あまり意味がありません。グラフィッカーとは事前に打ち合わせをしておき、協議がどこに向かっていくかを想定しておくとよいです。

 話し合ったことに満足して、結局どうしたらよかったの?とならないためにも、「まとめ」をしたほうがよいです。次につながります。これは授業と同じです。そして、その協議を受けて、授業者と参加者それぞれの考えが深まる時間にすることを目指します。



3. グラフィッカー

 板書です。その場にいる人たちの思考が整理され、活性化されるための材料です。その協議に参加していない人もあとで見たら、こんな話をしたんだなと分かるように書きます。付箋を動かし、グルーピングして、ラベリングする。協議の中で出たキーワードを抜き出し、書いていきます。グループがいくつかある場合、授業者に協議の内容が伝わるかどうかはグラフィッカー次第なので、結構責任重大です。
 グラフィッカーの技術=板書力です。

 出来上がったグラフィックは、掲示してお互いに見合い、授業と同様、協議をもっとこうすべきだったと話し合いたいですね。



4. ファシグラは第二の授業者

 任命されたら、授業前から指導案を読み、授業者に質問すべきだと思います。教材研究と同じですね。がんばってくれた授業者にとって、本当に意味のある協議になるように、授業者以外も努力することで、学校全体の研究になっていくと思います!

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