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【OPUS 星歌の響き】別れが決まった旅、2人に待つ結末とは.....。※ストーリーに関わる重大なネタバレなし

こんにちは、ヒロです。noteでのゲームレビューは初投稿となります。

記念すべき1回目の投稿はこの前5/11にSwitch版が配信された、
『OPUS 星歌の響き -Full Bloom Edition-』
についてネタバレない程度に話したいと思う。

目安プレイ時間 : 約7~10時間(公式に記載されている)

個人的5段階評価

カテゴリーを5つに分けて評価すると、

ビジュアル          ★★★★☆
ゲーム性             ★★★☆☆
音楽                   ★★★★★★★
ストーリー          ★★★★☆
漢字の読みやすさ ★☆☆☆☆

となる。過剰な点数や極端に低いカテゴリーについては後述されていただく。

物語のあらすじ

まずはこちら2本のSwitch版配信決定トレーラーを見ていただきたい。
上 任天堂Indie World内で出された映像
下 今作の制作会社SIGONOが出した公式ローンチトレーラー


龍脈を探す巫女 : エイダ
放浪の冒険家 : リバク
この2人がメインなんだなというのが冒頭でわかる。

「龍脈が結び付けた2人が
                別れが決まった旅に出る」

この反応である。ボタンがあったら押したい。バックに流れてるBGMで尚のこと切なさが倍パッシュ。物語が気になりすぎて翌日には買っていた。

話が逸れてしまったがこの物語では【龍脈】、【巫女】、【万道】、【山塊(この世界の太陽系)】という言葉を度々目にする。
この世界では龍脈というのはエネルギーであり、それを求め戦争が起きた。戦争下で巫女は歌を使い、龍脈を発見する力があった。本来の巫女とは神職の補佐などを務めるが、この世界の巫女はいわば生体兵器なのだ。

ゲーム開始時小惑星に宇宙船が着き、出てきたのは白髪の御老人。従者なる者から当主と言われているこの御老人、名をリバクという。
そう、この物語の主人公である。


操作が始まり小惑星を歩いているとリバクは66年前、もう1人のメインキャラエイダと出会った年の事を話し、物語は過去に戻る。
このゲームは現在のリバクの記憶から66年前の出来事を追体験するSFADV(アドベンチャーゲーム)である。

過去の追体験、そしてエイダとの出会い(1章の始まり)

物語は66年前まで戻り、若かりし頃のリバクへと視点が変わる。
エイダとは最初面識がなかった。リバクが商人と龍脈の手がかり交渉がキッカケで出会うのだが.....。(ここでのエイダからリバクへの印象は最悪)

巫女は世界に殺戮者として見られているため、普段は素性を隠している。本人は戦争の被害者なのに。


その後の展開でリバクとエイダは龍脈を探すという点で意見が合い、行動を共にすることになる。
いきなりで意味わからないと思うがここは是非ともプレイしてどういう状況になったかを見てもらいたい。

2人の目的

リバク、エイダ両者とも龍脈を探しているのだが目的は違う。

  • リバクは故郷『瀛海(えいかい)』での汚名返上のために龍脈探し

  • エイダは突然いなくなった恩師『紅先生』を見つけるために『黒龍』と言われている龍脈を探す旅をしている

おわかりいただけただろうか。すでに見たことない漢字がある。カテゴリー別評価で漢字の読みやすさが★1だった理由が今明かされたのだ。

「漢字が難しすぎて読めなァァァい!!」とどこからか聞こえてきそうだ。

渡〇謙さんもこの顔である

また話が逸れてしまった。目的は違うがリバクは龍脈を探索する冒険家、エイダは龍脈を歌で探す巫女として2人+仲間2人と計4人で旅に出るのである。

ゲーム性

前述した通り今作はADVである。ある程度のルートが決まっていて基本的にはテキストを読む。ノベルゲームが好きな人でも触りやすい作品になっている。
そのため、普段からアクションゲームなどをやっている人にとってはやや不満に感じるだろう。(実際私もアクションゲームをメインにやっているため少し苦痛に感じた)
個人的評価のところで★3にした理由としては簡易的な謎解き要素があったからだ。

基本的にはテキストを読む、宇宙を宇宙船に乗って探索する。なのだがメインストーリーに関わる龍脈を見つけると探索パートになり、エイダが聞き取った龍脈の音「龍鳴」を使い扉を開けたり、その扉が開かなかった時は周囲になにかしらのギミックがあり、それを解くと扉が開くというような謎解き要素である。難しいのか?とも思ったがそんな事はない。攻略なくても探索力と洞察力があれば誰でも解ける難易度である。

最初に手に入れる龍鳴。66年後のリバク視点から
語られているのがまた切なさをプレイヤーに覚えさせる。
1章での謎解き要素、中心にある装置に水を満たしたいのだが.....。画像をよく見ると左と右に似たような模様が刻まれている配水管がある。
龍脈にある扉。とある杖を使い龍鳴を起動し、扉に刻まれている模様と音を合わせるという謎解き要素

物語が進むにつれて初期装備の宇宙船では燃料不足だったり盗賊に襲われたりして宇宙船の耐久値が減ったりするため、宇宙探索が困難になってくる。そんな時はダンジョン内で獲得できるアイテムを換金!お金にして強化素材を買ったり、宇宙を探索していると各所でアイテムが落ちているので、それを宇宙船強化アイテムとして使用したりする。

宇宙船強化画面。素材を集めて長期探索出来るようにしよう!
選択肢によって運気が絡んでくる要素もある。
後に強化可能。

この世界を彩るスチル、BGM、そしてストーリー

本作はゲーム性よりストーリーや周りの環境に重点を置いているのではないか?と私は思う。
個人的に今作のイラストは物凄く好みだ。

トレーラー内で流れるあの切ない、そしてどこか懐かしく感じるBGM。別れが決まった旅を物語るに相応しいBGM。
そして最後に個性豊かなキャラクター達によるストーリー。ゲーム中に各キャラの過去シーンなどが出てくるのだが、その過去シーンで辛い過去があったことをプレイヤーは思い知ることになる。

エイダと行動を共にし、後にリバクとも行動するラミア。
リバクの側近であり、たまに主に喝を入れる漢カイト。
エイダ幼少期のワンシーン。除名やら適正者など不穏なワードが飛んでいる。
この他にも主要人物は多く存在する。

そして物語は別れが決まった旅へ.....。

物語が進むにつれリバクとエイダの絆は深まっていく。それは異性に対して好意を寄せている。好きや愛しているなどでは決して語れない2人だけの絆である。

とある章で2人はある’’約束’’をするのだがその先で待っていたのは2人が想像もしていない出来事だった.....。

投稿主お気に入りのワンシーン。
2人がある’’約束’’をしたシーン。その約束とは?

2人に待ち受けてる運命とは?別れが決まった旅に幸せはあるのか?
この物語の結末はぜひ手に取ってプレイしてみてほしい。

Steam版 こちらは日本語ボイスなし。オリジナル版
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Switch版 5/11に発売した完全版。日本語ボイスが付き没入感はあるがフルボイスではないので注意
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最後に


台湾の会社が作ったゲームのため多少難しい漢字や単語が多く出るが、このゲームは別れが決まった物語。それの追体験だ。難しいことなんか考える必要はない。この2人がどんな結末を迎えるのか。動画やネタバレありレビューを見るより実際手にしてみて遊んだ方が感情移入できること間違いない。

このOPUSというゲームは調べたらシリーズものらしい。今作は3作目なんだとか。
調べた限り繋がりとかはないらしく、今作から始めても問題ないそうだ。実際私も今作が初プレイだったが問題なく楽しめた。
最後は泣けるのでぜひ遊んでみてほしい。
ここまで読んでくれてありがとう。また次回のレビュー記事でお会いしましょう。

余談.....
自分は関係ないのだが配信者向けにアフレコしやすいよう各キャラクターボイスのオンオフあるのはすごいと思った。

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