6日目〜娘について〜
保育園が休園になった。
職員にコロナの陽性が出たらしい。
最初の緊急事態宣言から
一度もコロナが出ていなかったから
今までよく頑張ってくれていたと思う。
私が休業中なのが、不幸中の幸いだ。
保健所は既にパンクしており
詳しい事はまだわからない。
仕方なく、家で過ごす事にした。
4歳の娘は常に歌っているか、踊っているか
もしくは喋ってるかという感じで忙しい子だ。
食べている時だけ大人しい。
(食べながら喋っていることもある。)
「ピカピカブーはじまるよー!」と言われれば
一緒に踊らなければならないし
おままごとではひたすら色々な役を演じなければならない。
お調子者なのに、気分屋で繊細なところもある。
少々めんどくさい女だ。
将来の彼氏は大変だろうなと今から同情する。
めんどくさい彼女の相手は大変だ。
大変だからこそ、時間があっと言う間に過ぎる。
そして、娘の底抜けの明るさには救われた。
夫と二人だったら、考える時間が多すぎて
もっと悲しみに沈んでいたと思う。
このタイミングで自宅保育を余儀なくされ
ゆっくりすることはできなくなったが
良いリハビリになりそうだ。
赤ちゃんができたことを知らせた時
娘はとても喜んでいた。
ワガママな割には
自分より小さい子に案外優しい娘。
どんなお姉ちゃんになるのか、楽しみだった。
今回の事は、入院中に夫から話してもらった。
娘は残念そうではあったが、泣くことはなく
「7月になったら、赤ちゃんがお月様から見ていてくれるよ!」
と、励ましてくれたようだ。
息子の出産予定日は7月だった。
娘はちゃんと''お姉ちゃん''になっていた。
私が退院してからも
「赤ちゃんどうしていなくなっちゃったのかなぁ。」
「宇宙でお星様を見たかったのかなぁ。」
などと、一緒に息子の話をした。
娘はこれからも息子の事を覚えていてくれるだろうか。
たまには一緒に思い出して、息子の話ができたら嬉しい。
そして7月になったら
一緒に月を見上げてみたいと思う。
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