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恵那の春の情景をお菓子に込めて

恵那川上屋が四季を通じて高品質の栗を提供できるようになったのは、アビー社のCAS冷凍設備を導入したことで、一年中、栗の高度な品質維持が可能になったことにより、採りたて、加工したての状態で提供できるようになったことが大きな要因です。

その他にも栗を産地別で混合する、季節毎に合わせた栗きんとんの炊き方を創意工夫する等を行ったことで、季節に合った栗きんとんを提供できるようになりました。

上の画像は春限定で販売を行っている四季の栗きんとん「里長閑」です。

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自社が運営している農業法人「恵那栗」が自然薯の栽培にもチャレンジし、恵那の自然薯農家(水戸屋様)に栽培方法を学び、毎年少しずつですが、生産数を増やしています。
この自然薯の粘りは強く、お菓子には最適な素材になりました。

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そんな自然薯を蒸しあげ、白あんと合わせ隠し味に種子島で自社製糖した黒糖を加えて炊き上げた生地が恵那川上屋の「練りきり」という生地です。

通常練りきりは、求肥を使って、季節の生菓子など木型に入れたり、裏ごして張り付けたりしているところが多いのですが、自然薯の粘りを使って型押しした「里長閑」は色を加えず冬の真っ白な雪解けをイメージできるようにし、口どけも滑らかに仕上げてあります。

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真っ白な恵那山を背にシデコブシ、梅、桜をあしらい、残雪に咲き始めた桜が一片落ち、恵那に訪れる春の情景をお届けできるようにと想いを込めてデザインされています。

恵那の春の情景を「里長閑」を通して、ぜひ感じていただけたら幸いです。


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