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彼はジェントルマン?


私と彼は1年ほど友達期間があり、付き合ったのはちょうど友達1年を超えた頃でした。


そして私たちはまだ2回しか会っておらず、そのうち1回目はまだ付き合う前だったからお互い友達モード。


2回目からは恋人同士なわけなのですが、この2回目で彼が優しさの塊でかなりの世話好きだということを知ることになるのです。


ということで、2回目に会ったときのお話です。


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遠距離の醍醐味はなんと言っても旅行気分で会えるので、このときお互いの住んでる中間地点で会い、観光やらなにやら思いつく限りのところに行ってきました。


そんな中、手をつないでいて歩いていたときのこと。


歩くのがものすごく遅い私は、少し彼に引っ張られる感じで歩き付いていくのに精一杯。


何となく「歩くの遅くして」の一言が言えずに小走り気味で歩いてたら、彼が急に振り向いて「あ。そう言えば歩くの遅いんだっけか。ごめんごめん。」と言ってペースを合わせてくれた。


まだ友達だった頃に「私、歩くの遅くて誰と歩いても置いていかれるんだよねー」なんて話していたのを思い出してくれたらしい。


嬉しい...!!


その後も彼は、ずっと私に合わせて歩いてくれました。


これまで付き合ってき彼の中で歩くペースを合わせてくれる人は初めてだったので、これだけで大感動。


それからも彼は優男(やさお)を次々と発揮。


・当たり前のように常に鞄を持ってくれる

・あまり周りを見て歩かない私が人とぶつかりそうになるたびに「危ないからこっち」と引っ張ってくれる

・歩きにくい場所は歩きやすいところを見つけて「ここ歩きな」と誘導してくれる

・地下鉄に降りる階段で人の多さで彼が前、私が後ろで歩くことになったときには2~3歩降りるごとに振り向いて、ちゃんと私がついて来てるか確認しながら歩いてくれる

・乗り物から降りるとき「足元気を付けなね」と一声くれる

・ドアというドアを先に開けて私が出るまでおさえててくれる

・ご飯屋さんに行ったら椅子をひいて座らせてくれる

・ホテルから出るとき靴を履きやすいように置いてくれる


完璧か!!!


アラフォーの私と5つ下の彼。


とにかく、いたれりつくせり。


恋人になって初めてのデートだから頑張りすぎているのではと心配になって


「ねぇ。気遣ってくれてるのすごく嬉しいんだけど疲れない? そんなに何でもかんでもされたら私、自分で何もできないダメ人間まっしぐらになるかもしれん(笑) 」


と冗談交じりで聞くと


「いいのいいの。俺、お世話するの大好きなの。やりたいからやってるだけだから気にしないで! それにnagomi見てたら危なっかしくて(笑)」


と答える彼。


そのうえ、男として当たり前と思ってやってるとも言っておりました。


尊い...!!!


この先もしも一緒に住むことになったら私は本当にダメ人間になるかもしれない...(笑)



nagomi*


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