room305❯❯❯000☆≡。゚.
幸せの匂いを閉じ込めて麻薬みたいな成分だけ抽質して放ったらこの汚ったない部屋も天国みたいな顔をして、真っ白のカーテンが色付く時間。天国なんてないんですけどね(笑)待つのは嫌いなんだよ本当は。君の隙間を何度覗いても空っぽだから言葉が嘘にならないように、消えないように、投げている。秘密なんだけどね。黒と白が混ざり合う境界線の内側でマーブル模様を指差して私たちみたいだねってケラケラ笑えたらどれだけよかっただろうね。クソ喰らえ人生様。冗談は私だけにしときなよ。クズの本懐を恐れてたのにそれがあまりにも私みたいで上手く目も合わせられずに乾いた笑い声が寂しく響くだけ。今日もたまらなくあっついから君のあっついのも私に注いでね、とか可愛らしく言えたら幸せになれたかな。本当に言いたい言葉だけを酒で流し込んで眠る朝。ずるいねって叫んだらほんとにずるいのはお前だよって、袋とじの2ページ目とか昼ドラなんかよりもっとドロドロした濃いやつ注がれて君が果ててた部屋。昨日の戦闘服が抜け殻みたいに落ちている私の部屋より超狡い。もう戻れない人生を2人で手繋いで爆笑していたときの私はどうやって生きてたんだっけな。歳を重ねる度に私が私じゃなくなっていく感覚に胸を引き裂かれて熱帯夜、きみが私の海から星となって空に登るのをただ眺めるしか出来なかった。きみの目で世界を覗いたら2人でいるのにずっと独りみたいな泡沫の多重夢は緑。私は透明。夕日とハイタッチしたら向こう側が透けて見える午後5時過ぎの最終浪漫飛行。例え助手席から転げ落ちた私が冷えた天国で迷子になってもきみは振り返ってはいけないよ。行ってらっしゃい。行ってきます。
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