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超性悪普遍的恋愛第1章(笑)

超強力バリア!で誰も近付いて来ない世界線。
空で魚が泳ぐ夢から醒めて顔を上げるとうろこ雲。
私を抱きしめるどろどろとぐちゃぐちゃで、ちょっと気持ちよくなったりしてんの。君と私の秘密だよって口付けのように唇を噛んで紅潮。
運命捻じ曲げて君とだけは居たいな〜とか冗談です(笑)
愛を見失うのがわかっていたかのように身体にはたくさんの愛が眠っている。もう目を覚ますことがないように、勘違いしないように、ちゃんと笑っていようねって呪い。誰かこの呪縛解いてくれんかな。やっぱ宇宙人には難しいねって言葉にぶん殴られてもここでは人間らしく生きてんのにな、を飲み込んでヘラヘラ笑いながら泣くのってぶっ壊れてて気持ちいい。恋愛映画とか昼ドラの方がまだマシだと思えるくらいの人生でも飲まれるまで飲み込むから全部私になる。ねえ、私、可愛い?とか聞かなくても分かってること聞いて君を困らせたい。君は素直じゃないから超可愛いね。そういうところ、大好きだよってなんの恥じらいもなく言えてしまうのは強すぎるからもっと女の子になっていたいね。戦闘服がセーラー服だった頃の甘酸っぱい青春みたいな下着ならまだ女の子になれるかな。君の鋭い視線が刺さり体内から滲み出る真っ黒が私を染める。ヘッドフォン越しに世界の音が私だけになった瞬間、ゾッとするほど心地が良くて切ない帰り道。取り残された夏の欠片を纏っている秋が彼岸花の1番赤いところを照らす。君は私に似ているね。最低を最高に逆転させる人生の真ん中を愛撫するから可愛い声を聞かせていてね。

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