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運命とか夏に溶けるから冷やして固めてまた溶かす、

ボロボロになった自制心に優しくできるのは君だけかもしれないと気付いてから私はちゃんと弱くなれた。君の前では奥歯をグッと噛んで口の中に広がる血の味に、私が私じゃなさを演じなくてよかった。私のちょっと可愛いところを君はちゃんと、もっと可愛いって思ってくれるんだね。それが嬉しくて泣いていたの。たった1Lにも満たなさを900MHzにのせて、0がちゃんと2人を殺すからね。君が諦めなきゃ未来はどうにでもなるって、私ずっと言ってるでしょ。だから私に勝ってきて、絶対勝てないけど。私のこと負けさせてよ。それもそれで魅力的かもしれない。勝てるならね。どうする?
私たちは2人だけ、2つだけであるべきなんだよ。
私たちの世界でたった2つだけ。それを気持ちいいとか、嬉しいとか、悲しいとか喜怒哀楽を揺さぶれるから君と生きるのは心地いい。ボロボロになっても瞬間接着剤でギュッてし合おうね。私ちゃんと、平面を立体に出来るから面白いでしょ?なんの知識もないのにね。
君と繋がったヘルツだけが私の世界を覗いている。
誰にもわかんないよ、君以外。私以外。

夏、6月の魔物、愛すべき7月と手を繋いで、入道雲、少し眩しいくらいの19時、積み上げてきた思い出と記憶、心地よく波打つ海と夜光虫、耳を抱きしめてくれるBPM、都合よく切り取った範囲が簡単に絵画になる時、いつまで経っても子どものままの君と私。

たった2つだけ。幸せの形。

ずっと名前を呼んで、

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