おまじない
ひぐらしがカナカナカナと心地いい声で鳴いていた湿原の木製のベンチに横たわる空想。出遅れた朝焼けがカーテンの隙間で光の絵を描く時、痺れた左腕に愛を込めてまだ眠いままの瞳を君でいっぱいにする。これが今期最大の幸福スター状態だとすれば生きててよかったな〜とか超単純お花畑の寝ぼけた頭で噛み締める幸せタイム。たまらんねー!幸せ!気象学では9月から秋らしいよ。今年は夏果ての命をあまり見ていないのに、きみが残した夏が私を殺して果ててしまったね。暁。冷えたアスファルトが背中の体温を奪う。曙。秋がジャンプして私の瞳を白く染める。空で海月になれたらいいのにな。君の誘惑が蛇のようで溺れてしまうかな。青い翼が折れて自由を失った鳥が闇の中でただ黒い心臓を浮かせているだけ。君は絶対気付かないでいてね。気持ちよく収まった凹凸の0.01ミリの隙間から零れる白薔薇の花びらにモザイクでもかけて、「見えそうで見えないのって超えっちだよね///」とか語り明かしたい。ギリギリわかんないそれ+5%くらいで月が綺麗ですね。君の全部を教えて、よりも私の全部を魅せてあげる。特大セールで売り出した私の愛が、君の前では非売品です!みたいな顔して君のことだけ選んでくから狡いけど見ててね。もう夏のせいに出来ないし、君のこと責めないでいてあげる。全部私のせいでもいいから君と私の特別な魔法にしていてね🪄⌒♡。.
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