開放性が低いであろう日本に破壊的イノベーションは無理なのかもしれない

表題の通りに思っている。

ビッグファイブの開放性は、「芸術的創造性と科学的創造性の両方に関連している」。
この開放性が日本は低いと思う。

開放性の6つのファセット(側面因子)のうち、
「自由主義」「冒険」「知性」を見ると、

開放性が低い
「自由主義」⇒「権力を尊重」
「冒険」⇒「着実(よく知っているルーチンを快適に感じ、そこからの逸脱を好まない)」
「知性」⇒「具象(世界をそのまま捉えることを好み、抽象的な考えをすることはめったにない)」

開放性が高い
「自由主義」⇒「権力に対して挑戦的」
「冒険」⇒「冒険的(新しい経験を熱望している)」
「知性」⇒「哲学的(新しい考えに対してオープンであり、興味があり、もっと知りたいと望む)」


「よく知っているルーチンを快適に感じ、そこからの逸脱を好まない」
昨日と変わらない明日を願い、前例踏襲、変化を嫌う日本という国から破壊的イノベーションが出ないのもうなずける話となる。


蛇足
サム・ゴスリングの研究によれば、人々の家の中や部屋を調べることで、その人の開放性を評価することができるそうだ。
開放性が高い人は、独特で型破りな装飾がある傾向がみられるとのこと。また、彼らは多様なテーマに関する本や、多様な音楽コレクション、そして芸術作品を展示する可能性が高いということだ。

開放性は正規分布する傾向があるそうなので、日本人の中にも開放性が高い人はいると思う。
どうだろうか? あなたの部屋は型破りと言われるだろうか? 多様なテーマに関する本や、多様な音楽コレクション、そして芸術作品はあるだろうか?

ビッグ5のテストをせずに、これらを通しても、自身の開放性の度合いを測ることができるようだ。

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