永遠に続いていくはずの日常が奪われて文句を言っているように見える

文芸春秋総局長、松本人志問題は「刑事事件として立件するのは不可能」「客観的な証拠はない」と発言』

「刑事事件として立件しようと思うと、本当に強制したと、合意じゃないのに無理やりやったということを裏付けるような客観的な証拠、音声なのか、写真なのか、しかも性行為をされてしまったということを裏付けるような証拠が必要なわけで、それをそろえるというのは基本的には非常に難しい」

「事件にはなかなかしづらいけれど、われわれからしてみると、警察に事件にすることができないならば、彼女は泣き寝入りしなければいけないのか?と言えば、そのことはないよなと思っていて」

「われわれは捜査機関でもなんでもありませんから、警察と同じような、条件が全て整わなければ記事にならないわけではないので」

この手の事件は、市民側の反応に一貫性が無い。
特に男性にそれを感じる。
同性であるのが理由かも知れないが、自分の推し(?)には甘い傾向が見受けられる。

一方で、女性は不倫に厳しい。

『村重杏奈 松本人志報道にぶ然「そもそも嘘ついてんじゃん」 石井亮次アナがすぐ修正』

「『絶対ない』って言ってたのに、結局今、松本さんが言ってるのは『強要したわけではない』みたいな。じゃあそもそも嘘ついてんじゃん、って。周りも」


それでこの話を取り上げる気になったのは、
ヤフコメを見たから

客観的証拠がなくて警察に行けない、でも客観的証拠がなくても記事にしていいって考えは違和感があるね。
それなりに取材してるのはわかるけど、飲み会に参加した女性で記事内容に真っ向から反論してる人も出てきた。
報道の自由をかさに自分たちを正当化するけど、やはり週刊誌側に行き過ぎた行動があった場合の賠償金等の罰則を強化したほうがいいと思うね。

刑事事件にならないから言って本当かどうかわからないことを書いて陥れたことは罪であると感じる…。
(略)

(略)
文面だけ読むと、客観的な証拠はないが、泣き寝入りはかわいそうだから記事にする、ってことになって、まさに「私刑」だ。
ちょっと怖い気もする。

とあって、文春砲と言って手放しで持ち上げていた時代よりは冷静にも見えるけど、
その態度が極端に変化しているように見えてそのほうがちょっと怖い気もする。

例えば
殺虫剤スプレーに火を付けて近づけるとされた北青鵬はその悪行のすべてには証拠が無いようだ。
北青鵬に関しては、中学高校時代の問題を文春が記事にしている。

『「部員のサイフから金が消えた」寮の監視カメラに映っていたのは…白鵬が黙認した“角界追放”北青鵬・学生時代の「前科」《寸借サギ常習犯》』

こういった話も、刑事事件にならない証拠が無いものだから記事にしないほうがよいということか?

プラマイ岩橋の場合はどうか?
真木よう子は否定している。他の関係者は真木よう子以外全員黙っている。否定も肯定もしていない。
こういった話も、刑事事件にならない証拠が無いものだから記事にしないほうがよいということか?

『プラマイ岩橋と真木よう子の論争に一石? 元放送作家が業界の「エアガン文化」を証言』

『真木よう子はプラマイ岩橋の「エアガン告発」を全否定…居合わせた“人気芸人”に証言求める声続出』

『「整理してただけ」真木よう子 宮川大輔との2ショットインスタ投稿削除を釈明?』

『Hey! Say! JUMP中島裕翔 プラス・マイナス岩橋良昌の“エアガン告発”でインスタに心無い声…コメント700件超えでファンとアンチが大揉め』

プラス・マイナス岩橋良昌ではこのような話もある。
北河内お笑いコンクールはやらせ? 元プラマイ・岩橋“告発”から波紋 審査委員長は「全くない話」』

元お笑いコンビ「プラス・マイナス」の岩橋良昌(45)がSNSで大阪府交野市の「北河内新人お笑いコンクール」についてやらせ疑惑を告発し、昨年の第3回大会決勝で審査委員を務めた同市の山本景市長が疑惑を認める投稿を行ったことで波紋が広がっている。これに対して主催の同市商業連合会と、審査委員長を務めた構成作家は全面否定。言い分が真っ向から食い違う形になっている。

言い分が真っ向から食い違い、客観的な証拠が無いものは記事にできないのか?


私には、混沌に疲れて混沌に悲鳴をあげているようにも見えている。
たぶんそれだけ松本人志という存在が「日常」であったのだ。
その昨日から永遠に続いていくはずの日常が奪われて文句を言っているように見えている。

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