WBCと破壊的イノベーションからロケットな話と国際政治な話へと
WBC優勝のニュースを見ながら
ウィキペディアでワールド・ベースボール・クラシックの項目を読んでいたら以下の記述がありました。
これを読んであらためて「アメリカすげー」と思いました。
ここまで脅すんだ。言いがかりでしょう。これ。
そしてこれはベースボールに限らないわけです。
なるほど最近
という話を取り上げたけど、こういった話は昔からなんですね。
お前の援助政策でアメリカが影響を受けたら日本に経済的補償を要求するよ、と。そんなことしたら、日本の国際的な孤立を招くことになるよ、と。
関連して
晝馬輝夫氏の本に書かれていたことを思い出しもしました。
仲良くなれても喧嘩ができない日本人。
こういう話を読んでいると、近年言われている
「日本から破壊的イノベーションが出ない」
というのが、問題のひとつに過ぎないことが分かります。
ロケットで言えば、一段目のロケットですね。
これですら苦労して飛べない日本ですが、
これに成功してたとえ飛べたとしても、
二段目のロケット。海外との交渉で点火に失敗して打ち上げは失敗に終わるわけです。
AIイラストにおいては、元データで日本のイラストが大量にタダで使われていて、「デジタル植民地」と言われている、という話があるそうです。
日本はロケットの点火をつなげることが下手ですし
海外との交渉もできていないですし
日本政府もお金を使うことでしか世界と対話できていないですしね。
たしか岡本吏郎さんの本の中で、「子供とUNO(違ったかも、とにかくカードゲーム)をした」「ルールをよく知ってないのでときどきヘマをする」「子供に笑われながらゲームをするのだが、ルールを理解できてないので勝てるわけがない」「あなたは、世の中の“ルール”を理解できていますか?」というのがあって(記憶で書いてます)。
世界においてのルール作りに日本は参加できておらず。
日本に不利なルールを作られて。
またルールすらない混沌であるのが世界の政治であって。
そんな世界で日本人は苦労しているわけです。過去も今も未来も。
ルール作りに関してはこんな話も
2023/03/28追記ここから
始めに紹介したWBCとルールに絡んで言えばこんな話も、
『侍・栗山監督 WBC、大会中突然のルール変更に疑問 「いくらメジャー主体でも、それは違う」』
2023/03/28追記ここまで
そのような中で「破壊的イノベーション」に拘った言説が出る日本は、まだロケットの一段目すらクリアできてない状況で。
それで、たとえ一段目のロケットに点火できたとしても、世界に出たときに点火させる二段目ロケットは、これはもう絶望的で。
なんなら一段目のロケットの段階で、
「アメリカの海外市場を奪う可能性」が出てくると、日本の政府が「アメリカの怒りを買うことを恐れ」外国に行く前に国内でブレーキがかかる可能性だってあって。
現実の農業では国内の援助政策の段階で腰が引けています。
それで世界における日本の政治家の立場ですが、
日本の政治家は、交渉能力やその他もないけども、お金だけは気前の良い国民が出して(?)くれるので、なんとか体面を保てていて、そこはまあなんとかクリアできていて飛べているのかな、なんて思いました。
こちらがお金を出すぶんには、文句を言われませんしね。
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