祖父の思い出

父方の祖父は父が中学生くらいの時に亡くなったので、仏壇の上に飾られている祖父の写真しか、祖父のことは知らない。
実家の近所の巨大霊園に祖父のお墓があるので、子どもの頃は毎年お盆とお彼岸にお墓参りに行っていた。

私が高校生くらいの時、いつも通り両親と祖父のお墓参りに行ったら、父が「今日は大掃除しよう」と言い出し外側だけじゃなく遺骨を納めている場所も掃除することになった。

父が石の蓋を開け、中から何かを取りだした。

ビニール袋に入った祖父の遺骨だった。

え、骨壷は…?父もこんな状態で保存されてたなんて知らなかったらしく、家族みんなで衝撃を受けつつも笑ってしまった。
当然骨壷なんか持ってきていないので、ビニール袋のまま元の場所に戻し、石の蓋を閉じた。


祖父との思い出といえばこれ。未だにたまに思い出しては謎すぎて笑ってしまう。

(お盆の時期に投稿しようと思ってたけど1ヶ月も経ってしまった…)