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①猫の生態ー1.ネコ科の系譜


大型ネコと小型ネコの分岐は約1,000年前

大型ネコとは「ライオン」「ヒョウ」「トラ」など動物園で見るような大型ネコ系統の祖先は1,080年前に分岐したと考えられているそうです。

❕注意❕
チーターは『ピューマ系統』(小型ネコの進化系統の一つ)から分岐したという説が濃厚でこの分岐には含まれない可能性が高いと言われている

小型ネコは7つの系統に分かれる

下記の順に分岐していきます。
1.ボルネオヤマネコ系(940万年前登場)
特徴 東南アジアの熱帯地域に生息
種類 ボルネオヤマネコ、アジアゴールデンキャット、マーブルキャット
2.カルカラ系(850万年前登場)
特徴 三角で大きな耳を持つ。
種類 カラカル、アフリカゴールデンキャット、サーバル
3.オセロット系(800万年前登場)
特徴 北米から南米にわたった系統。
種類 オルセット、マーゲイ、タイガーキャット、アンデスネコ、パンパスネコ、ジョフロイネコ、コドコド、ジャガーネコ
4.オオヤマネコ(リンクス)系(720万年前登場)
特徴 どっしりとした体つき、長くて太めの足
種類 スペインオオヤマネコ、ヨーロッパオオヤマネコ、カナダオオヤマネコ、ボブキャット
5.ピューマ系(670万年前登場)
特徴 やや小柄で陸上で最も早く走ることができる
種類 ピューマ、ジャガランディ、チーター系
6.ベンガルヤマネコ系(620万年前登場)
特徴 アジアに生息する野生ネコ
種類 ベンガルヤマネコ、マヌルネコ、サビイロネコ、スナドリネコ、マレーヤマネコ
7.イエネコ系(300~400万年前登場)
特徴 小柄な猫が多い
種類 イエネコ、スナネコ、クロアシネコ、ジャングルキャット

ちなみに大型ネコはヒョウ系に分類。

8.ヒョウ系
特徴 大きな体、吠えるような大きな鳴き声
種類 ヒョウ、ライオン、ジャガー、トラ、ユキヒョウ、ウンピョウ、ボルネオウンピョウ


注目ポイント👆

  • 犬も食肉目(ネコ目)に属していた、祖先は同じ!?(分類上は犬(狼やキツネ含む)もネコ目に属性していたそうです。)

  • ベンガルヤマネコ系統から分岐したマヌルネコ登場時(およそ600年前)に人間は猿人だった!?


<次回>


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