木目

なにも特別ではないけれど、ひとつひとつ違う木目みたいな日々の話にちょっと立ち止まって焦…

木目

なにも特別ではないけれど、ひとつひとつ違う木目みたいな日々の話にちょっと立ち止まって焦点を合わせてみるノート

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言葉はいつも、大事な時に足りない。

今日、市の主催する無料イベントで、出張ポエマーたちが出店していた。みんなそれぞれアルファベットがヒュッヒュッっと飛び出して紙にパチパチとインクをつけていく、いわゆる伝統的なタイプライターを持参していた。無料で、キーワードだけ伝えるとオンリーワンの詩を書いてくれるとのこと。少し並んだけど頼んでみた。テーマを聞かれて、何にしようか少し迷って、ちょっと前に飲んでいた「コーヒー」にした。軽くインタビュー形式で質問をされ、その答えを元にものの5分で詩は完成した。ぜんっぜん思ってたより凄

    • 夕食後の梨

      小さい頃、実家では母がよく夕食後にフルーツをむいて出してくれた。 ウチはちょっと変わった家で(別にスタンダードを知っている訳ではないのだけれど、とにかく[普通]ではないと思うし、そう思うことで色々と消化している。この件についてはいずれどこかでまた) 家族が揃ってご飯を食べる場所はテレビのあるリビングで、夕食を作ってくれる母のキッチンは玄関前の廊下を一回経由して計3枚のドアを抜けないと辿り着けない構造になっている。 それはつまり、何枚ものお盆で食器や料理を運ぶ必要があり、大声

    言葉はいつも、大事な時に足りない。