干物女、車の免許を取る #14 「山道と経路設計ごっこ」

こんにちは。前回からちょっと間が空きましたが教習14日目です。
少し前は教習に行くのが憂鬱な時期もありましたが、高速教習というどでかい荷が降りたことで普通に車の運転が楽しく思えてきて、今日の教習は緊張より楽しみのほうが上回っていました。

地域特性 ~山道に行こう~

今日の教習も2コマ連続。
そして今日の担当教官はいつもの教え上手な女性教官でした。教習所がだんだんそういうローテを組むようにしていってくれてるのかもしれません。
ありがとうございます、これで楽しく教習が受けられます。

第2段階も終盤ということで、まず1コマ目は「地域特性に応じた運転練習」。雪国だと雪道走らされたりするとかの噂のアレですね。
私が住んでいる場所は周囲に比較的山が多く、ちょっと足を伸ばそうとすると結構な確率で山にぶち当たるような地域なので、地域特性の練習は山道でした。
とはいえ50分で往復できる程度なので、すぐそこらへんの山道にちょっと繰り出して、カーブの連続する細い道を走る練習をしてきましょう、というものでした。

まあ、さすがに第2段階もここまで来ると、車の運転自体は相当慣れてきたもので(もちろん初心者の範囲内で、ではありますが)、教官とおしゃべりしながらスルスルと運転できました。
山道自体はやっぱり、小回りのカーブが連続するとつい怖くなって速度を落としすぎてしまいますね。道中、ゆっくりしすぎて後ろにトラックがピタッとくっついてしまって、内心「すいません…!!!」となってました。
(余談:教官が教えてくれたトラックエピソード。
先日教習車で規制速度ピッタリくらいで走っていたら、トラックにかなり急かされ、挙げ句あとから教習所に「遅すぎる、もっと速く走れ」とクレームの電話が掛かってきたらしいです。規制速度付近を保って法令遵守してて、かつ誰が見ても教習車だってわかるのにそんなこと言われても…って感じですよね。教官もトホホな様子でした。)

山道に関して、今日は結構怖かったですが、やっぱりこれも慣れですよね、きっと。
バイクのときも、免許取りたての頃の山道は怖くて超ゆっくりでしたが、途中からはそれなりに流れに乗れるようになった記憶があります。
免許取れたら車でも行ってみましょうかね、そういう場所。

経路設計ごっこ

そういえば第2段階が始まるときに、仮免許と一緒に「経路設計用に」と地図をもらってました。
今日の2コマ目はそれを使って自主経路設計の時間でした。

今ってカーナビ使ってない奴おる?????って勢いでカーナビ(ないしはスマホナビ)が普及しまくってると思うので、自主経路設計の教習って今後どんどん必要性が薄まりそうだなって個人的には思ってます。
とはいえ、学科のほうでやるような「なるべく右折より左折を選ぶ」とか「広くて走りやすい道を選ぶ」みたいな基礎知識は、ナビだって100点満点ではないってことを考えたら頭には入れておきたい知識ですよね。

さて、タイトルに「ごっこ」と入れました。
教官に地図を渡してから、まず経路のスタート地点まで車で移動。
そしてそこで「ここから、この地点(地図を指し示す)まで行きたいと思います。1つ目の信号は右折しますか?左折しますか?」とほぼ誘導尋問のようなごくごく簡単な質問を受けます。
すっごく当たり前の経路選択を教官とのやり取りで行って、できあがったルートを教官がマーカーで強調してくれます。
「じゃあ、これは経路設計の教習なので道案内はしてあげられないから、このルートに従って自分で走ってみてください」

教官の出す2択に答えていくことで経路ができてくるので、それを指示なしで自主的に走る教習???

なんとなく、自主経路設計の教習は形骸化しつつあるんだろうな…と察した瞬間でした。
ついでにルートの途中で確認のために停車する機会が設けられたので、個人的にはそれがものすごく助かりました。先日からさんざん書いてますが、高速道路を除くと、どこも駐めちゃいけないような気がする駐停車が一番苦手なので…。

今日のまとめ

例によってこの教官は本当に教え上手なので、必要に応じてほどよく運転教本を参照しながら、押さえておくと役に立つコツを色々教えてくれました。
それから、卒検がどういう形式で行われるのか教えてくれたり、質問があれば受け付けてくれたり。
雑談の中で、私がかつて見かけたベンツの教習車の話なんかをしたんですが、業界知識も豊富そうで、かつ、以前は別の教習所に勤めていたようで、やっぱりこの人は(詳しい経緯や理由はわかりませんが)だいぶ豊富なキャリアを持っている方なんだろうな…と思いました。世代は私と大差なさそうな感じがするんですが、きっとこの仕事が本当に好きで続けられているんだろうな、とかなんとか。
(こういうことを考え出してしまうのは大人の悪い癖なんでしょうかね。大学生とかみたくもっと純粋な気持ちでいたかった気がしなくもないです。)

あと、路上の最初の頃から見てもらっているので、その観点から、「最初に比べると安定した走行ができるようになりましたね」と褒めてくれました。
人間、やっぱり褒められると嬉しいものです。

そんなこんなで、運転に余裕と楽しさを少しずつ見いだせるくらいには慣れてきました。
いよいよ卒検前の教習は残すところ明日1日のみ
教官からの予告では、
・1コマ目:経路設計ごっこの残り(別ルート)
・2コマ目:バック・縦列等の卒検前練習
となるようです。

ドキドキのラストスパートですが、とにもかくにも普段通りきちんと運転すればいいというもの。今はまず、余裕と慣れ意識を持てるように残りも頑張りたいと思います。それでは。

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