【日記】真夏のマスク

 まだ真夏でなくて、梅雨があけたところではあるけれど、それにしても暑い。梅雨の間もあまり雨は降らなかった。

 コロナ前から年中マスク生活の私も、さすがに外では外すことが多い。私にとってマスクはコロナ対策以前に、香害、化学物質過敏症の対策。道行く人、外で出会う人の柔軟剤や洗剤、タバコなどの臭いから身を守るための必需品。正確には臭いのもとになっている物質(臭いがするとは限らない)から身を守る。

 必需品とは言ったけれど、身を守る必要がない場面ではマスク不要となる。近くに人がいない、いても柔軟剤などを使わない人という場合。あるいは十分に離れていたり、屋外であったり屋内でも換気がされていて、臭いが多少あっても耐えられる場面。そういう時は、マスクのメリットをデメリットが上回るので外すことになる。

 コロナで周りも皆マスクをし始めた頃、正直複雑な思いだった。それまでは会議とか、人と大事な話をする時とか、顔を見て信頼関係を築くのが大事というか、マスクで顔を隠すのは少しうしろめたさもあったけれどそれをあまり感じなくて良くなる、マスクしているのが自分だけでないという気楽さ、安心感もあった。周りの皆もマスクの息苦しさ、面倒くささを味わうことになるのだから、正直ざまあみろ的な気持ちも少し。コロナ当初、マスクの価格が高騰して、それまで私が使っていた活性炭マスクももともと50枚1,000円くらいだったのが1万円以上でAmazonで売られていて困ったりもした。

 しかし、今。コロナの恐ろしさ、死者や重症者はゼロではないとしても当初の想定ほどではない中で、やはりメリットとデメリットを考えて、外せる人は外したほうがいいだろう。暑い中で熱中症の心配もあるし、特に子どもは情緒面、認知面の成長への影響も懸念されている。

 その上で、数はあまり多くはないのかもしれないけれど私のようにマスクを外せない事情の人がいることにもできれば気づいて欲しいところではある。私も外せる時は外すけれど。

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