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「天気の子」

絵柄が繊細だからこそ、そのストーリー展開には端々で奇妙さを感じていたのですが、 [ 花とゆめ /(りぼん+なかよし)] な少年漫画なのだと思ったら少し腑に落ちました。

それにしても「海獣の子供」と言い、本当に昨今の主人公って
肝心なところを"語らない"のだなぁ。
語る言葉を持たないために、自分には陶酔、他者には誤解と混乱を与えて
それが「世界を決定的に変えてしまう」ことにつながるというのは
ああ日々の学生たちを見てるとほんとに現実に起こりそうな気が、
しなくもなくもなくもなく若干涙目(´-`)

もちろん人のことは全く言えません。だいたい「語らないなぁ」なんて
私がいうか?という自己ツッコミさえしたいくらいには
私もものを語(れ)るわけではなし。

そもそもここで彼らが順序立ててテキパキ心情説明できちゃったら
こんな作品世界自体 生まれることもなかろうて。。
世界とはかくも都合よくできているものだなと。

そんなこんなで個人的にイケてたのはナギとアメ。
そういや「お父さん(犬)」まったく探すの忘れてた

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筆者が音楽情報科学の研究者なので、音楽・サウンド周りの表現・演出の視点で書くことが多いです。まずは継続執筆を目指しているので、当面はほぼ全文が無料エリアですが、音楽・サウンド表現についての話を読みたい方はぜひ購読の上、ご自身の参考になさってください。

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