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音楽と構造と表現と

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映画など映像作品、小説、書籍に関する感想・レビューを書いています。意図せずネタバレしているかもしれないのでご注意ください。
筆者が音楽情報科学の研究者なので、音楽・サウンド周りの表現・演出の視点で書くことが多いです。まずは…
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#海獣の子供

「海獣の子供」(原作)

結局大人買いしてもうた。映画版の感想は下記へ。

映画の時から思ってたけど、原作はもっとだった。風の谷のナウシカ(こっちも原作の方)みたくさらに深淵へのアプローチで、作中の主張通り言語的に理解するのは難しすぎ、でも何かは伝わっていることが視覚聴覚肌感覚記憶その他体内神経フル稼働でわかる、ような気がする。あえて例えるなら...猫の毛逆立ち?😅毛筆画みたいな絵柄のなせる芸か

ナウシカも、あれだけし

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「海獣の子供」

予告の時からすごい独特な絵に圧倒されてて、ようやく鑑賞。予告以上。ほわぁ。。

言葉で語れないことを伝える・表現するために本当に言葉を使わず(最低限)、音と音楽がよほど練りこんでなければこの絵を動かすことも難しいだろうなぁ、とか思ってたらおっと久石大先生でした。納得。ついでに米津玄師の面白さもわかってきたような。

が、ここで音楽研究者といたしましては、だからこそ、いやもっと音で表現できただろう、

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