ドラゴンクエストとわたし
「ドラゴンクエスト」がファミコン用ソフトとして発売されてから、今年で35年。
5月の配信イベントで新作の発表に胸を躍らせてから、4ヶ月が過ぎました。
あの配信を観て「ドラクエ12をやるまで死ねない!!」と強く思ったものです。
小説の創作をするうえで個人情報をできるだけ晒したくないため、ドラクエのどの作品を最初にプレイしたかは書きません。
(なんとなく世代を想像させてしまうでしょうしw)
10をのぞくすべてのナンバリングタイトルをプレイしています。10だけ未プレイなのはネトゲがあまり好きではないからなのですが、来年オフライン版が出るとのことで心待ちにしているところです。
で、ドラクエ好きが集まると「どの作品が一番好き?」みたいな会話がよく出てくるのですが
それ、決められます?
それぞれストーリーが独立しているとはいえ、ドラクエは1~11までのシリーズ全体でドラクエという作品でしょう!?
それに、そのときそのときの自分によって、きっと違ってくると思うんです。
たとえば、子供が生まれたらドラクエ5のストーリーはグッとくるものがあるでしょうし。
とてもじゃないけど「一番」なんてものは決められません。
ドラクエの曲の中でどれが一番好き?という質問も同様です。
すべての曲がドラクエの世界を彩るものなので、どれが一番と言えるわけがないのです。
(ゆーて、考えちゃうんですけどw)
子供の頃からゲームばかりしてきたわたしですが、ドラクエは別格だったように思います。
寝る間も惜しみ、めちゃくちゃ不規則な生活をしながらプレイに熱中したのは、後にも先にもドラクエだけでしょう。
大人になった今でも、なぜかふとプレイしたくなるのです。それがドラクエ。
むしろ、大人になってからの方がドラクエ好きに拍車がかかっているかもしれません。
生きていくうえでの理不尽を感じる日々の中で、困難に立ち向かいながら世界を救おうとするヒーローたちに勇気をもらっているのだと思います。
そして主人公と自分を重ね合わせ、時には泣き、時には怒り、時には笑いながら、“もう一人の自分”の物語を紡いでいける。
それがゲームの、ドラクエの魅力だと思います。
だから、これからもずっとずっと、ドラクエが大好きです。
何年経っても、1から順番にプレイしたくなる時期が必ず訪れると思います。
その度に、子供の頃に感じたワクワクが再びよみがえってくるのでしょうね。
わたしにとってドラクエは、心を豊かにしてくれる芸術作品です。
ドラクエが楽しめる時代に生まれて、本当に幸せだと思いました。
~追記~
この記事は、ちょうど1週間前からちまちまと書いて保存していたものです。
1週間前の2021年9月30日は、ドラゴンクエストの世界に素晴らしい音楽を添えてくださった、すぎやまこういち先生がお亡くなりになった日です。
すぎやま先生は、ただのゲーム音楽ではなく素晴らしい芸術作品として、たくさんの曲をわたしたちに残してくださいました。
そのひとつひとつにストーリーがあり、聴くだけで心に感動の灯がともります。
わたしたちの心を豊かに育ててくださって、本当にありがとうございます。
90年間、お疲れ様でした。
ゆっくりお休みください。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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