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まじすと10回目決勝大会結城れんげVSけみこ


Bブロック準決勝

けみこ

初出場ながら彗星のごとく初日でシード権を勝ち取ったけみこ。
独特ながら洗練された赤黒ミッドレンジは巷に溢れたものとはまるで一線を画す構成となっている。

https://twitter.com/Chemiko1?s=20&t=tOxOyRaSpjOlLJ4An1AUaA




結城れんげ

対する結城は最強の一角とも名高い白単。小粒ながら力強いデッキだ。

https://twitter.com/yuki_renge?s=20&t=tOxOyRaSpjOlLJ4An1AUaA


G1

白単の結城が先手。きれいなマナカーブに沿った手札をキープ。

対するけみこ側は1マリガンながらアドバンテージが獲得できる手札でスタート。

《堕ちたる者の案内者/Usher of the Fallen(KHM)》→トークン生成というおなじみの動きに対し、《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》を立ててお伺いを立てる。

続く《傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthy(KHM)》に対し2枚目の《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》を引き込むと《マラキールの再誕/Malakir Rebirth(ZNR)》を《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》に。
2枚目の《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》で血トークンを2個とすると能力により《傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthy(KHM)》を除去。
墓地から戻ってくることで血トークンをさらに増やす。これで大概の生物は除去が出来る構えとなる。

続く第4ターン。結城が《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar(MID)》を追加するに留まるとそれも《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》で除去。
細っていく手札を《遺跡の碑文/Inscription of Ruin(ZNR)》を手札破壊モードで締めあげる。

最後の希望である《軍団の天使/Legion Angel(ZNR)》を立て続けにキャストするも………
5ターン目《絶望招来/Invoke Despair(NEO)》
6ターン目《絶望招来/Invoke Despair(NEO)》
7ターン目《蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queen(AFR)》
と立て続けに除去をされながら手札を補充されてしまう。

これ以上差を広げさせるわけにはいかない白単。
《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar(MID)》と《フロスト・ドラゴンの洞窟/Cave of the Frost Dragon(AFR)》で果敢に攻めたてるも《不憫な悲哀の行進/March of Wretched Sorrow(NEO)》で道を阻まれる。
《蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queen(AFR)》の忠誠値は1となったが、場に残りさえすれば更なるアドバンテージを稼ぎ続けるのがプレインズウォーカーというカードタイプだ。

《血に飢えた敵対者/Bloodthirsty Adversary(MID)》で墓地の《遺跡の碑文/Inscription of Ruin(ZNR)》を再キャスト。除去モードで《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar(MID)》を除去すると、けみこ側の攻勢がはじまる。

最後の《軍団の天使/Legion Angel(ZNR)》を《炎血の発想/Igneous Inspiration(STX)》で処理するとクリーチャーと《食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre(MID)》でキレイにライフを削り切った。

GAME1 けみこ WIN

G2

互いに1ゲーム目を彷彿とさせる手札でのスタートとなる。
差異と言えば《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(A25)》を持つ結城に対して土地が少ないけみこ。
これがこの先どのような影響を与えるのか。

8枚目の手札で土地を引けなかったけみこは《堕ちたる者の案内者/Usher of the Fallen(KHM)》を《棘平原の危険/Spikefield Hazard(ZNR)》ではなく《血の長の渇き/Bloodchief's Thirst(ZNR)》で処理。

次のドローでなんとか土地を引き込んだが依然としてマナに不安があるけみこは、やっかいな《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(A25)》を《棘平原の危険/Spikefield Hazard(ZNR)》で除去をすることが出来ない。

親の顔より見た《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》で応えるが、前のゲームでマナレシオを無視した除去を見ているからか即座に《運命的不在/Fateful Absence(MID)》で処理される。

結局《冥府の掌握/Infernal Grasp(MID)》を打てる体制を作るべく《棘平原の危険/Spikefield Hazard(ZNR)》を土地としてキャスト。
2枚目の《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》。

《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(A25)》からクリーチャーを展開せず4マナをオープンのままターンを返す。
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(A25)》がいるため《放浪皇/The Wandering Emperor(NEO)》は出てこないのだが、それが《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》の起動を迷わせる。
やむを得ずアタックを選択すると《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire(NEO)》が飛び出してくる。
邪魔な《税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(VOW)》がいなくなったので《軍団の天使/Legion Angel(ZNR)》で攻勢をかける。

《軍団の天使/Legion Angel(ZNR)》をなんとか《不憫な悲哀の行進/March of Wretched Sorrow(NEO)》で処理するも《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(A25)》が邪魔でアクション数が心許ない。

このターンまたしても結城は土地をフルアンタップでターンを返す。
怪しすぎる。

あるとすれば《放浪皇/The Wandering Emperor(NEO)》だろうか?
《血に飢えた敵対者/Bloodthirsty Adversary(MID)》で《血の長の渇き/Bloodchief's Thirst(ZNR)》を選択して邪魔な《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(A25)》を消し去…れない!?

《ガーディアン・オヴ・フェイス/Guardian of Faith(AFR)》

ここで配信班がこちらの卓に合流する。
すー「終わっ……!?」
ぞんび「これは………やってやったんだと思います」
すー「あの子いい子なのよ……」

《軍団の天使/Legion Angel(ZNR)》を追加された返しに《遺跡の碑文/Inscription of Ruin(ZNR)》を引き込むがやはり《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(A25)》のせいでテンポが悪い。
《遺跡の碑文/Inscription of Ruin(ZNR)》は手札破壊モードでキャスト。選択肢を狭めていく。

三度マナを立てたままターンを返す結城。
このまま受けていてもジリ貧のけみこは《血に飢えた敵対者/Bloodthirsty Adversary(MID)》で《遺跡の碑文/Inscription of Ruin(ZNR)》を選択する。モードは手札破壊。結城の手札は度重なる攻防で2枚となっている。
《フロスト・ドラゴンの洞窟/Cave of the Frost Dragon(AFR)》などのミシュラランドが無いためトップ合戦での勝負を挑む構えだ。

そこで2枚目の《ガーディアン・オヴ・フェイス/Guardian of Faith(AFR)》が登場!
《軍団の天使/Legion Angel(ZNR)》のアタックによりライフを5とすると《フロスト・ドラゴンの洞窟/Cave of the Frost Dragon(AFR)》が追加される。
初手から握り続けていた《冥府の掌握/Infernal Grasp(MID)》。本来このマッチアップで有効なカードを握りながらも嚙み合わせが悪く、ライフを削り切られてしまう。

GAME2 結城れんげ WIN


G3

泣いても笑ってもこのゲームで片方は脱落となる。
お互い7枚の手札をキープ。

3度1ターン目に登場する《堕ちたる者の案内者/Usher of the Fallen(KHM)》。
軽量除去の無いけみこは《血に飢えた敵対者/Bloodthirsty Adversary(MID)》を送り出す。
続く脅威は《有望な信徒/Hopeful Initiate(VOW)》のみに留まり。それを《碑出告が全てを貪る/Hidetsugu Consumes All(NEO)》でまとめて処理する。
手数を1枚のカードで抑え込み、先手側の利を十分に活かした立ち回りを見せる。
《傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthy(KHM)》は《冥府の掌握/Infernal Grasp(MID)》で処理。
《光輝王の野心家/Luminarch Aspirant(ZNR)》へは《絶望招来/Invoke Despair(NEO)》。1枚1枚丁寧に処理をしていく。

全ての脅威を処理され、《蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queen(AFR)》まで着地する。
趨勢は決したが全ての脅威をさばき切ればわからないのがMTGというゲームだ。

結城はライフを守るために蜘蛛トークンを《ポータブル・ホール/Portable Hole(AFR)》で処理。
《這い回るやせ地/Crawling Barrens(ZNR)》をブロッカーとして送り出そうとするもそこに突き刺さる《ハグラの噛み殺し/Hagra Mauling(ZNR)》。
ライフが4となりダメ押しの《絶望招来/Invoke Despair(NEO)》。
ここで結城が投了。

GAME3 けみこ WIN


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