環境塾_7th in 東大
久しぶりの東大。
先週も、その前の週も本当は来たかったのだが叶わず
3週間ぶりの工学部1号棟での、まずはスタジオ課題参加となりました。
宿題・予習をしないとついていけないなんて、
学生時代でもそこまで君は熱心にやってたんかいね!?
と自己ツッコミを入れつつ、楽しみにしていた「CFD」授業に出席。
知ってます?CFD!?
Computational Fluid Dynamics 数値流体力学
(予習のチュートリアルがとてもわかりやすくてマヂで助かった・・・💦)
教えて下さるのは東京理科大の高瀬幸造先生。
授業最初に今回、使用させて頂くCFDソフト
FlowDesigner(以下FD)を販売されている
株式会社アドバンスドナレッジ研究所の黒岩社長もご挨拶下さる。
環境塾側からは我らがプリンス、高中さんが代表でご挨拶。
ライノセラスで作ったモデルをFDで読み込んでいく訳ですが、
レイヤの表示色だったり、
マテリアルの色分けだったり、
グリットの原点位置設定だったり、
きっとこれ、のっけからイキナリとっても重要な基本情報ですやん!
とメモを取りながら説明に集中。
A4両面刷り、計10ページのコツ資料をくださったので、
内容並行して授業が進んでいく。うん、難しいぞっ!
解析対象外、エアコン本体や換気口の下側、床暖房パネル裏、面の向き、ライノとの行き来、IFC、gbXML、暖房用モデル、冷房用モデル・・・
後で確認しやすいよう部材の種類ごとに名前変更とか、
データのインポートから解析設定開始し、
提供頂いたデータでモデルをいじくりながら、
ひとまず、先生と同じ操作で進める。
同じように進めていくので、精一杯な感じはあるが笑
途中、先生は
iPadで手描き図へ、外部表面熱伝達率の説明などをしながら
解析をする前の「下準備」がとっっっっても大切なことを教えて下さる。
ここを怠ると後で大変な目に遭うことは何となくわかるケド。。。
あらかじめエクセル計算で数値出しておいたり、
基礎スラブ裏や地下室壁は一般に地下10m程度の年平均温度を採用したり、
ちょっと面白かったのは「擬似厚み」という考え方で
ある素材を別の何かしで代替的に
m単位で置き換えていたり(説明下手やな、ごめん・・・)
で、
いよいよ諸々サウナのように整いまして
解析を実行する訳ですが、
ここで大切なのは「メッシュ分割」設定!
基本的に5cm間隔とか、
吹出口やアンダーカット間の隙間には最低3メッシュとか、
最大隣接比(隣り合わせ)10以内、
最大縦横比(アスペクト比)100以内が目安とか、
モデルエッジにしとかんと吹出口にあっていなかったりするナドナド・・・
メッシュ大事、でも細か過ぎても解析に時間がかかってしまう
解析の設定が続きますが
定常解析、速度・温度チェック、平均輻射温度、輻射解析ON、
快適性指標解析(PMV等)湿度とか、着衣量とか、
んで、解析実行なんだけど、
ここで「収束判定」-3より上に設定
数字が上がる程、高精度だけど時間がかかるのはメッシュ同様。
んー、難しい言葉だらけですね。
ガンバレ、8ビットファミコン人間!全て日本語なんやから!
収束判定ってのは、
前の計算とのズレ補正を行う精度のことで、
出てきた結果については、画角をカメラファイルに保存しておくのが良き。
そうすると、色々な分析時に役に立つのですね。
解析結果を示していく中で、
おー施主様への説明時なんか、めっちゃインパクトある〜!!
と思ったのが、エアコン吹き出しの、かつ、床下の解析結果。
うん、すげぇ〜!
設計段階で、実務活用したい授業内容です。
いずれこのシミュレーションも当たり前になるんでしょうね。
高瀬先生、どうもありがとうございました!!!!!
難しくも、魅力的だったCFD授業が終わり、
いつもの環境塾教室へ。
本日は、
1 YKK APさんによる Wind Eye 追加説明
2 前先生からの情報提供等
3 標準プランモデル化報告・QPEX宿題
4 その他
こんな感じ。
以前ご説明して下さった清水さんによる
「WindEye」のAPW330 430等、追加レクチャー。
詳細設定についてのレクチャー
防火窓等、
自己適合宣言書で窓種類(アルミスペーサー)ごとのガラス種類、
APW511大型スライディング、
プラマードUのWind-EYE
開き窓(内開き)開きテラス(開き窓テラス)新築用と違い、
内寸法(額縁内面)日射遮蔽物ありのサイズチェック、
フレームの色、
LOW-Em金属スペーサー等、
絞り込み選択、遮蔽物、設置箇所、種類、色選定、反映
→ 遮蔽物なししか表示されない、、、
日射熱取得率に建築的に取り付けられない遮蔽物
→ 考慮する(参考値)にチェック
リスト表示にした場合は有無の両方が確認できる等々・・・
途中、もっとこうした方が良いのでは?的意見も出されつつ
WindEyeができること、注意点・・・
前回解説に続き、各種窓への詳細説明を頂きました!
(清水さん、いつもありがとうございます!!)
続いて平野さんからは昨今の窓事情等、情報提供頂く。
区分別サッシ出荷率や木造住宅向け(RC等は除いて)事情、
コスト上がった、というが上がり方はアルミも樹脂も同じ事、
プラスティック素材は内部製作、上昇率は同じように上がっている状況等々
ここ近年、変化し続ける窓事情を垣間見ることができました。
(平野さん、ありがとうございます!!)
前先生からの情報ご提供。
note書くのが遅かったため終わっちゃったイベントもあるのですが、、、
まだ終わっていない重要イベントもあるので、
ぜひご興味のある方は早速お申し込みを!!
6/27(木)13:00〜
木造賃貸の高性能化に向けた断熱・省エネ性能の計算レクチャー
対面・オンラインイベント等級7で特化する進めイベント。
イズミコンサルティング(非住宅系)さん、夢・建築工房さん、
対面+ウェビナー。
注文戸建からシュリンクしていくので。
戸建 → 共同住宅への流れ。
戸建よりUA値は稼ぎやすい。
それから、
前先生が顧問をして頂いてて、
僕も所属させてもらってる「さいたま断熱改修会議」
が、上尾市との連携協定!!
市長さん始め、
行政として非常に積極的に、
断熱改修工事への推進を進めてくださっている。
僕も日々、断熱WSとかしてるけど、
今年の夏も、数校で断熱WSすることになる予感。。。
でも、僕らの時代の大テーマは「既存改修」なり。
その辺りは、次回にお話が聞けるか・・・!?
段々、自治体も、市長も、主体になって進めている。
福井県断熱にも関わっている。
金利が上がる、という流れもあるんで、
環境塾メンバーも地元の流れをぜひ!とのオススメを頂く。
学校の断熱。6/13(木)オンラインセミナー。
地域を盛り上げていく。
YKK AP 自己的な値と、WIND EYEとのアーキトレンド、
自己的な数値とのズレ、環境調査性能の時にどうなるのか?非住宅の窓。
省エネ基準の使えない数値、ではなく、ガラスだけにならないように。
某案件設計変更・非住宅。環境塾で実際にSIMしてみれば!?ヘルプ依頼。非住宅は日射いらない!?
スメルハラスメント、
人がいっぱいいるオフィスは空気の流れをしっかり考えないと。
スケッチアップ(粗い)→ ライノ → クライメイトスタジオに移行、
この場合、スケッチアップが・・・8割がた訂正が必要になる情報等々。
途中意見がクロスしながら、
毎回、直近の有効な情報をご提供くださる前先生に感謝です!
その後は、
「省エネ標準プラン」の標準プランモデル化報告を
高中さんと土居さんにして頂く。
パッシブ標準プラン(ホームズ君で作ってあるプランを練習)を基に
ちょっと分担、
高中さん、土居さんによる標準プラン説明(ホームズ君及びアーキ)
8月のまとめどのような換気計画をするか?とか、
改善のプロセスを公開か?
空調、構造区画、バルコニーやめてみて、とか、
標準プランが少々実態よりサイズデカいか?、とか
QPEX宿題
断熱等級4
断熱等級5
Q1レベル1
Q1レベル2
Q1レベル3
Q1レベル4
地域とか方位とか条件統一し
この6種類をQPEXで計画していく中での学習が宿題。
僕も少し、宿題発表させて頂く。
発表後、講師の神長さんから、アドバイスと改善点等を頂きました。
仕様値はやる必要はない。
計算式で変えるのは良くない。
固定法 → 方式で変えるにはNG。
違いを比べるのは、あり。
仕様値は悪い。使うことはない。
遮蔽物の設定。
断熱材の厚さ等で変える。
実際はあり得ないかもしれないことを試せるのが SIMの良い所。
それを机上で、SIMしながら確かめられることの特権。
更には、それを現場で、リアルに、実測して確かめていくこと。
このセットがとっっっっっっっても大事なことを本日も確認するの巻。
神長さん、いつもわかりやすい解説、ありがとうございます!!!
さぁ、引き続き、頑張っていきましょー!!
ツタナイ文章、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
次回の環境塾レポもお楽しみに!!
埼玉県川越市を中心に、個人的なことから、一級建築士事務所maao、リノベーション会社80%、coworking & shareoffice ダイクマチ・ロッケンマチ、三輪駄菓子屋すいすいなどの情報を投稿させて頂きます!