Vtuberやバーチャルユーチューバーに真なる仮想キャラクターの理想をもとめる幻想について
僕もまぁ、Vtuberとして細々と配信して、ゲームやツールの開発しながら雑談したり、動画投稿とかしてます。
ただ、初期からみられている「仮想キャラクターの理想」のようなもの、という風潮に違和感をもっていて、結局そうならなかったよね、というのと、すこしちょっとその辺の話題をメモしておこうかなと思います。
大雑把に言えば、夢を見た人たちは視野が狭かった、という非常に端的な見方です
仮想アバターをつかったSNS活動というのは、旧Twitter・現Xの拡張といった方が適切なんです。
Xは、アイコンを表示させてちょっとしたやり取りを大衆と企業ないまぜに行います。現実の人からはなれて、アイコンという仮想の簡単な衣装でコミュニケーションや創作、その他の活動を相互に行っています。
そうした活動のアイコンが3Dアバターでできるようになった、と考えれば、非常にわかりやすいでしょう。
つまるところ、SNSの延長線上にあるものです。
ですが、ここに、仮想アバターであるから中の人はいない、そんな幻想が成立するんだと思い込んでしまった人たちがいました。
どうして視野が狭い、というかと言えば、もっと「中の人はいない」に近しい存在はすでにあるからです。それは音声合成キャラクター達です。
また、仮想の姿があっても「中の人」は切っても切れないことは、ドラえもんでもルパン三世でもすでにアニメのキャラクターでもおこってきたことです。
姿だけ、仮想であっても、全てを真なる幻想にはしえない、というのは見渡せば想像できるはずです。
じゃぁ声も音声合成でやれたらどうかというと、そうでもない気がしています。
人柄というものはどうしてもでますから、そうしたことから離れるなら、みんなの手で作っていく音声合成キャラクター的なありかたか、AIによってセリフも表情も動きも生成するような方式なのかな、と感じています。
つまり、僕自身は最初からX(Twitter)の延長としてみていたわけです。
Xでは絵を投稿でき、アイコンがあります。
つまり、創作やエンタメができ、仮想の姿があります。
これが、動画かつ3D空間だったり、そしてアイコンの先の仮想アバターに移り変わっていった、というのが僕の見立てでした。
たぶん、これは外れてないんじゃないかなと思ってます。
改めて書いているのは、やや前になりますけどXのTLで、まだ夢を見ている人がいたので。
だから、僕の見立て、としては成功している、とも言えます。
いろんな人が、プロ、アマ、素人関係なく、ざったにいつのまにか次の世代は仮想アバターで創作やエンタメをやっているんじゃないでしょうか。
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