ネイルをすれば痩せられる説を提唱したい

突然だが、わたしは万年ダイエッターである。

そして、最近はこの人生のなかでも「やばい」状態である。

そしてそして、とても矛盾するのだが、わたしは食べることがなによりすきだ。

おいしいと言われているお店は必ずチェックしているし、都内を散歩しながら気になるお店を探し出したりしている。お昼を食べればおやつのことを考え、おやつを食べれば夕食のことを考えている。

そんなわたしにとって、「ダイエット」は永遠の課題なのだ。

なぜか、だいたい「痩せたい欲」は食欲に負けるのだ。圧倒的不利な戦い。勝つには屈強な精神力が必要なのである。

要はモチベーションをどう保つか。

いままでの経験上、わたしはうまくいっているときは嬉しくなってもっと頑張れるが、うまくいっていないときは「もうどうでもいいや」と投げやりになってしまうということを自覚している。うまいこと痩せ始めれば頑張れるが、リバウンドしたり、鏡に映った自分がぶっっさいくだったりすると、もうやる気がなくなってしまうのだ。

つまり、わたしがダイエットを成功させるためには、常に「かわいい」状態である必要があるのだ。

しかし、そうはいっても人間の顔は願っただけでかわいくなるわけではないのだ。スタイルもいきなりよくなるわけではないのだ。

それなら、すぐにでも変えられるところをかわいくしたらいいのではないか。

そう考えて一番に思いついたのが髪型だ。コロナ自粛で放っておいたプリンとおさらばし、死んだ毛先もきれいにしてもらった。

しかし、いくら髪型が整っても顔はそのままなのだ。ほっぺはまんまるなまま髪型だけかわいくなっただけなのだ。美容院作戦はいまいち不発に終わってしまった。

次は服装だ。外出自粛も緩和されたので買い物にいったが、試着してもかわいい服の似合わないことといったらない。そもそも、わたしのすきな服は痩せていないととても着れたものではないのだ。モチベーションはあがるどころか下がる一方である。この作戦も失敗に終わった。

そして、今日。わたしは3つ目の作戦を決行した。

それが今日のタイトルにもある「ネイル」だ。

わたしは普段は洋食屋のキッチンのバイトをしているのでネイルは厳禁だが、こんな情勢なので今バイトはお休み中である。

とりあえずお試しということで100円ショップで道具を揃え、早速やってみた。

良い。

すごく良い。

器用ではないのに、もうほぼ貼るだけ!みたいなパーツを使ってみたら、とってもいい感じに仕上がってしまったのだ。100円ショップ、偉大。

自画自賛のようだが、もう本当にかわいくて、ことあるごとに眺めてしまう。こうしてキーボードをカタカタしているときにもかわいいネイルが視界に入って幸せなのだ。

そして、そのかわいいネイルをみるときには、まんまるな顔やぽっちゃり体型は視界に入らないのだ。わたしの視界に映るのはかわいいネイルだけなのだ。

そうやって都合よくかわいいところだけをみていたら、なんだか女子力の高い素敵なかわいい女の子になった気分になってきたのだ。

女子力の高い素敵なかわいい女の子は、おやつを我慢できるはずだ。スタイル維持のために筋トレもするはずだ。

そうすると、不思議なことに、勝手に自分もそれに近づいていくのだ。今日おやつも我慢したし、少しだけど筋トレもした。

わたしがダイエットを成功させるための「かわいい状態」は、一部だけでも思い込みでもいいということだったのだ。

今日からは、「女子力の高い素敵なかわいい女の子」になりきってダイエットを頑張っていこうと思う。きっと、いつか「なりきり」ではなく「本当」になっているはず…!

とりあえず、今夜はセルフネイルの勉強(うまいひとのデザインを眺める)をもうちょっとして寝ます。








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