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小さいけれども立派に秋の味覚です

先日、庭木の剪定がてら、枝に絡みついて大変な事になっていた山芋の蔓を外す作業の時に、蔓にたくさん実って(?)いた『むかご(零余子)』を収穫しましたよ。

かなりの量がありました

大きさは、あずき豆くらいの大きさから親指くらいの大きなものまで。

色味からして自然薯の系統かと思うのですが、延びた蔓の葉っぱの付け根から栄養の蓄えとしてぽこぽこと球茎を実らせたものが『むかご』です。

むかごさん達はしっかり実った頃合いに落下して、ちゃんと芽が出て、そこからまた山芋として育ちます。

スーパーマーケットなどの店頭に並んでいる、山芋や自然薯の農家さんでは栽培に使われることもあるそうですよ。


かれこれもう、何十年モノの蔓なので、辿って根元を掘れば、多分、それなりの大きさの山芋が出てくるのだろうとは思うのですが、なにぶん掘り返せない所に育っているので、その分、むかごとして恵んで下さるのを毎年楽しみにしている次第です。

調理法は色々。
シンプルに茹でたり蒸したり、素揚げにしたり、汁の実にしたり、甘辛く煮付けたり…

ちなみに母は、むかごご飯で炊き込む派ですが、私は素揚げに粗塩ふったものが好きです。

小さいものならば皮ごと。
ちゃんとほっこりとした山芋の味がしますよ


山菜の類になるので、やはりちょっと渋味や苦味があり、湯がいてアクをとるとやわらぎます(素揚げの場合はアク抜きはなくても大丈夫。気になる方は一度お水をふりかけてラップをしてレンチン蒸しにすると良いかも)


“山のウナギ”と異名をとるほど、ビタミン・ミネラルも豊富でタンパク質やアルギニンを含む栄養価も高く、古来より疲労回復や滋養強壮、妊産婦や子供の成長の栄養補給に食べられていたそうです。
アミラーゼなどの酵素は消化吸収を助けます。

小粒でも「とっても栄養が高いのよ」とナウシカ姫姉さまが微笑む呆けた妄想はさておいて


保存は、加熱処理して密閉性の高い専用の保存袋で冷蔵、または冷凍(そのままを調理に使えます)
割と長持ちはしますが、やはり傷んできたり、環境の条件がよいとたまに根っこや芽が出てきたりします(笑)


いつものように、形のよい大きいものを選んでまずはお供えして感謝を捧げさせて頂きました。

ありがたい恵み、いただきます


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