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救命救急士ライダーが質問に答える【インスタライブ】(2020年8月19日ライブ)vol.2

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Q1 場所は指示されて向かうものではないのですか?

違います。セブンイレブンに消防署から行ってくれとなると、そのルートは隊長と運転手によって決めます。運転手が信頼できる人であればいいでんすが、慣れてない人もいます。基本は救急現場につくまでも救急隊長の責任になります。

Q2 なぜ救急救命士を目指したのですか?

単純に消防の仕事はほとんどが救急の仕事、救急件数は年間600万件あります。救助件数は本当に少なく年間2万件程度です。火災はもっと少ないです。火災とかも救助が必要だが、消防署の仕事の比率的に救急が多いため、やはり消防官になって人を救ってなんぼの救急が一番やりがいがあると考え、救急救命士になりました。

Q3 子供も同じような道を歩ませたいか?

子供は2いますが、ありだと考えています。救急現場は自分の判断で人を救ったりできるのでやりがいがあります。おすすめします。消防入るなら救急救命士になってほしいと私は伝えます。

Q4 救急救命士になって良かったこと悪かったことを教えてください

良かったことの方が多いです。処置ができるので、処置を求められることが逆にデメリットと感じてしまうことがあります。しかし。処置をするためにつけた知識が傷病者のためになるならこれ以上のメリットはないと思います。あえてあげるならめちゃくちゃ忙しいので、災害対応以外にも、心肺蘇生法の指導だったり、後輩の指導だったりで業務が進まないことがデメリットだと思います。

Q5 先輩として後輩を指導する際、注意していること

正直、消防署はネガティブフィードバックの巣窟です。99.99%ネガティブ「おまえやめろ!やめちまえよ!」のような「そんなんで人が助けられんのかよ!」が当たり前の職場なんです。私も蹴とばされたり、ロープから落とされることが当たり前だと思って入ったので何も思いません。しかし、自分の中では普通ではないと思っていたので、今はなるべくそうならないようにと思うのですが、、、
消防官指導は、私の一番の課題です。ネガティブで行くのか、ポジティブで行くのか、、それだけでは言えない使命感を育てないといけません。使命感はすぐに育つものではないので、ネガティブにいったほうがいい時もあります。ポジティブだけだと結局自分に甘える消防官になってしまいます。自分の部下だった自分の命を守れなくなるので究極の選択になります。今の僕の課題です。

Q6  救急救命士の資格を持って入ったら、どれぐらいで救急隊に配属になりますか?

消防本部によって異なります。都市部の消防本部は最低でも約1年間は消防隊を経験すると思います。そこから徐々に救急隊に乗り、病院実習をしないと蘇生行為ができません。私からのおすすめを1つ伝えます。焦って、急いで、救命士の資格を持っているから救急現場に行きたいと思うと思いますが、救急は消防署の仕事で多いですが仕事の一部のため、まずは消防隊を経験してほしいです。やはり、火災対応は消防の基礎の「き」なので、火が消せないと消防官として成り立ちません。そこは、必ず身に着けて下さい。消防本部にもよると思いますが、救急隊だけで火災に行くこともあると思います。大規模災害を想定していただければ、どんな消防本部でもあると思います。その時にあなたが、救急救命士だとしても、周りからしたら一人の消防官なので、火を消せる、救助ができる、火災予防ができるという目で必ず見られます。なので、焦らないで消防署に入ったら、救急の知識がある時点で一歩先を行っています。全部できるようにならないと見えてこないこともあります。基本消防署の仕事は、消防隊を中心に回ていると考えたほうがいいです。仕事も少ないですけど、やはりそれが歴史になるので、その歴史に身を任せて、まずは消防隊を覚えて下さい。なんだこれって思うこともあると思います。現場で生きないだろって思うんですけど、必ず生きる現場が来ます。火災現場や救助は何回も何回も訓練するんですけど、それが、現場すぐに役立つことはないかもしれませんが、いつか必ず役に立つ現場に遭遇するので腐らずに絶対に挑戦してください。挑戦した隊員が信頼を勝ち得ていくと思います。

Q7 心が折れて途中で退職したら違う地域の、、、

基本、消防職の採用は年齢制限があるのでなかなかこれできないと思います。アメリカなどの海外では、資格制度なので結構融通が効きますが、日本は基本終身雇用です。一回入ったら抜けることができません。ただ裏技で救命士の専門学校の講師になる方法はあります。 

Q8 学校の卒業率はどれぐらいですか?
看護学校だと結構な人数が自主退学していきます。

消防はそんなにやめないですね。やりたくて入ってくるから、体力的についてけない人がやめていくのではないでしょか。体力とメンタルはイコールだと思うので、正直体力あれば先輩にいじめられることはありません。先輩より懸垂できればそれでいいだけなんです。体感的に離職率は、消防学校より消防署に行ったほうが高いと思います。

Q9 2年ぐらいポンプ隊を経験して救急隊に配属されたい

そうですね。最低でも2年は行ったほうがいいと思います。個人的にはもうちょっと行ってもいいと思います。ちなみに、救急隊長をすると火災予防の立ち入り検査でがあります。消防士長を背任されると立ち入り検査結果通知書というコンビニなどに印籠を渡せるようになる。消火器をつけてくれとか、そうゆうのを責任を持って隊長でもやるようになるので、たくさん勉強したほうがいいと思います。経験に勝るものはないと思います。

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