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名作杯参戦記─はじめてのミドルスクール

こんにちは。えむら(@Emura_kun)と申します。今回は10月16日に行われたDiscordのMTGオンライン大会「名作杯」の参加レポート兼初参戦となったミドルスクールの感想文を綴りました。

●はじめに─ミドルスクール初参戦にあたって

私はこれまでほぼヴィンテージ専で、他のフォーマットはたまにオールドスクールも嗜む程度でした。

そんなある日、ヴィンテージ界のフィクサーこと添削さんがミドルスクールの大会を主催するとの情報が入りました。「ミドルか〜ヴィンテ勢でもプレイヤーいますよね。気が向いたら出てみようかな?」ぐらいの呑気な態度でいましたが、環境の紹介記事の熱量、ヴィンテ勢のプレイヤーの方からのレクチャー、そして添削さんご本人からお誘いのDMがあり、参加を決意しました。

ミドルスクールというフォーマット、聞いたことはありますが触れたことはありません。とりあえず調べてみることに。

1995年から2003年の間に発売された旧枠のカードを使用する非公式フォーマット。ローテーションは存在しない。
MTG Wikiより


1995年は私が生まれた年、2003年は私がダイエーホークスのファンになった年です。ソフトバンクへ親会社が変わった今も応援し続けています。今年のホークスの予想外の躍進(私個人の開幕前予想は3位でした)、そして最終戦でV逸したことへの愛憎入り混じった感情は、おそらく1万字ぐらい書けると思います。

ダイエーホークスのファンになったきっかけは、近所のダイエー系列のスーパーで優勝セールを行っており、お小遣いでいつもより多くのお菓子を買えたことで、ダイエーホークスが優勝することは自分にとって利益になると認識したことです。
スーパーで球団歌がリピートされていたのも大きく、歌詞を覚えて歌うのが楽しくなっていました。今もカラオケの一曲目は「いざゆけ若鷹軍団」です。例外は綺麗な女性とサシの時と、地域柄たまにあるのですがライオンズファンに囲まれてしまった時でしょうか。

●デッキ選択─Oath of Druids

話を戻しますが、ミドルスクールでは私が生まれた年から私がダイエーホークスファンになった年に発行されたカード、言い換えるとオールドスクール範囲外の旧枠カード(再録版可)が使用できるようです。このカードプールには《修繕》《ドルイドの誓い》《ネクロポーテンス》《ゴブリンの従僕》といった現代ヴィンテージで活躍するカードが含まれています。ヴィンテージ(とたまにオールドスクール)しか経験のない私としては、これらから選ぶのが良いと考えました。


土地(26)
4:《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
8:《島/Island》
4:《森/Forest》
4:《樹上の村/Treetop Village》
2:《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》
4:《不毛の大地/Wasteland》

クリーチャー(2)
2:《認識を食うもの/Cognivore》

呪文(32)
4:《ドルイドの誓い/Oath of Druids》
2:《森の知恵/Sylvan Library》
4:《意志の力/Force of Will》
4:《対抗呪文/Counterspell》
4:《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》
4:《衝動/Impulse》
1:《魔力の乱れ/Force Spike》
2:《禁止/Forbid》
3:《目くらまし/Daze》
2:《選択/Opt》
2:《嘘か真か/Fact or Fiction》

サイドボード(15)
3:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
3:《帰化/Naturalize》
2:《たい肥/Compost》
2:《寒け/Chill》
2:《魔力流出/Energy Flux》
2:《青霊破/Blue Elemental Blast》
1:《ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall》


ということで選んだのは《ドルイドの誓い》を主軸としたオースデッキ。デッキを組むときは「エクステンデッドのレシピを軸にミドルスクールのルールに合わせるといいよ!」とアドバイスを頂いていたので、こちらの公式記事を参考に、ルールや手持ちカードと相談して組みました。
フィニッシャーは《認識を食うもの》。空を飛ぶ巨大なサイズで1,2パンを狙います。どうやら《スパイクの織り手》でグルグルするタイプもあるようですが、複雑な動きをするデッキをミドルスクール初参戦で本番を迎える私が扱えるはずがないので見送り。

●対戦結果

R1:赤単バーン×○×
×22/22の《認識を食うもの》が2体並ぶもアップキープ中に焼き切られて負け。

○《寒け》が刺さって勝ち。

×土地しか引かない間に速攻で押し切られて負け。手札何だったんですか?と聞かれ、公開してお互いに笑い合いました。

R2:アルーレン××
×《ドルイドの誓い》
を誘発しようとしたところ、《陰謀団式療法》でサクられ、土地クリーチャーでチマチマ殴るもコンボが決まって負け。

×《Force of Will》《対抗呪文》《帰化》がハンドにあり、コンボを止めて認識を食ってやるぞ!と思ったのですがことごとくハンデスされて負け。ハンデスできる上に《ドルイドの誓い》の誘発を避けられる《陰謀団式療法》はチートです。

R3:ターボ抹消×○○
×抹消を何一つケアしておらず負け。撃たれたときはびっくりしました。

○《ドルイドの誓い》誘発から12/12の《認識を食うもの》で殴って勝ち。

○ 《ドルイドの誓い》誘発から 15/15の《認識を食うもの》で殴って勝ち。抹消を撃たれましたがちゃんとケアしていました。

R4:アリーナドレイン○○
○《嘘か真か》《蓄積した知識》でアドバンテージを得て、《樹上の村》《フェアリーの集会場》でチマチマ削り切って勝ち。途中《認識を食うもの》を素キャストするも《名誉回復》でお亡くなりになりました。試合時間40分弱(!)。

初手《たい肥》と森1枚、他は青が出る土地を1枚引ければかなりいい回転が期待できそうなハンド。土地引ければ強いキープは引けずに死亡するフラグですが、後攻なので2回引いて1枚でも土地があればたい肥を置き、時間を稼いでる間に青が出る土地を引けるんじゃないかな〜とキープ。結果的に功を奏し、プラン通りにアドバンテージ差をつけていき、最終的には《認識を食うもの》を素キャスト、10/10で殴って勝利しました。

ここでDiscordに使用しているiPadの充電が切れそうになったためドロップ。2-2で終えました。

●初ミドルスクールの感想

めっちゃ楽しかったです。これを書いてる間もまだ興奮が冷め切っていません。
添削杯のイベントカバレージによれば、今回の参加者が40人、最多アーキタイプがバーン、補充、ランドスティルの3人。合計26ものアーキタイプが並んでいました。多様性が謳われる世の中ですが、その本質はミドルスクールにあったのではないかと思わされるメタゲームです(意味不明)。まだまだ気になる、対戦してみたいデッキが数多くありますし、ここをスタートとしてミドルスクールに取り組んでいきたいと思います。

最後に、大会を主催するとともにTwitterのDMでお誘いしてくださった添削さんや今回対戦してくださった皆様をはじめ、この大会に関わった全ての方々に心から御礼申し上げて締めくくりたいと思います。ありがとうございました!ぜひまた遊びましょう!

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