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健康経営コラムvol.7“時間の共有”が窮地を救う!? 目指すは健康経営を『楽しむ』会社

※本記事は2分で読むことができます。

「健康経営優良法人」企業の取り組みインタビュー
CLINKS株式会社 様

■ 取材企業 ■

・企業名:CLINKS株式会社
・業種 :IT・情報通信
・従業員:801名/連結1,003名 (2021年8月31日現在)
・所在地:東京都
・認定部門:中小規模ブライト500
・会社HP: https://www.clinks.jp/company/?_fsi=jF4AP3ac

職場の元気を生むのはコミュニケーション オンライン手当で孤立を回避

コロナ禍で在宅ワークが普及する3年前に、『テレワーク先駆者百選』として総務省から認定されたCLINKS株式会社。同社が次に目指すのは、健康経営での先駆者だ。定期検診の受診率100%、感染症予防やメンタルヘルスケアに向けての取り組みはさることながら、同社をブライト500の認定企業に押し上げたのは“コミュニケーション”に関するユニークな取り組みだ。

平均年齢29.6歳と、若く活気のある職場。もともとイベントごとが大好きで、仕事がら顔を合わせる機会が少ない中でも、コミュニケーション面には力を入れてきた。ところが、コロナ禍でそんな楽しみも、社員どうしが気軽に話せる場さえもグッと減ってしまう。
「社員が孤立してしまったり、業務上でも困りごとが増えてくる。雑談ができる場を作りたいと考えました」と語るのは、小林総務部長。対面が難しいならばと、新たに作ったのが『オンラインコミュニケーション手当』だった。オンラインで2人以上の飲み会などを行う場合、ひとり当たり1000円の補助が出る。「昨年は800人以上に使ってもらいました」と、多くの社員が活用。ストレスケアのために面談を行う企業も多いが、仕事だけでなく、趣味や好きなものを通して楽しい時間を共有することが、ストレスや不安の軽減に大きく役立った。今後はオンラインだけでなく、コロナ禍前より実施していた公認コミュニティ『軽音楽』、『バドミントン』や『野球』などの活動強化も予定している。

健康経営を、新たな自社ブランドへ

2021年3月にブライト500に認定され、今年はワンステップ先のホワイト500を目指している。そのために重要なのが、若い職場だからこその意識付けだ。
「 “自分はまだ大丈夫”と、自覚が少ない人も多い。啓蒙活動を強化して文化として根付かせたいですし、健康経営についてユニークな取り組みをしている企業としても、知ってもらいたい」と小林氏は語る。

求職者からの健康経営に関する関心も高まる中、こういった取り組みを新たな強みとして定着させるのが、目標のひとつでもある。同社は『CLINKSエンジニア日記』として、業務内容をはじめ、育休を取得した社員の様子などをブログで配信。職場の様子や、自社制度を活用した働き方を社員目線で知ることができる。
「健康面でもおもしろいことをやっているよ、というのをPRポイントにしていきたい。ホワイト500はハードルが高いかもしれませんが、今年がだめでもまた挑戦します」。IT業界の先駆者として、新たな取り組みに挑戦してきた同社。元気な職場を作りたいという目標へも、“ひとつ先のステップへ”というマインドは変わらない。

※取材、文:株式会社empheal(エンフィール)


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