「Think clearly」 読書メモ

Amazon Audibleでジョギングしながら聞いたのですが、どの章から聞いても理解できますし、1章あたり10分程度の話なのでまとまった時間なくても聞くことができます。

#徐々に書き足していきます

思考の沸点と修正力

コトを始めるにあたって、しっかり考えたり、計画することは重要。しかし、思考の沸点が超えた段階でそれ以上考えるのは時間の無駄であるし、行動に移せず結局何も進まない可能性が高い。

また行動しながら修正していく修正力が大事。例えば、飛行機の事前に決められたルート通りピッタリ飛行する時間は1%にもみたいない。また今回のコロナのような未知のウィルスに対して予め対応策を計画しておくことは不可能。大事なのは行動しながら、その中で起きる結果に対して、修正していくこと。

大事な決断と秘書問題

自分の秘書を1名選ぶにあたって100人の候補。一人ずつ順番に面接できるが合否に関しては面接直後に合否を判定しないといけない。すなわち合格をだせば秘書は決定し残りの候補者には会えず、不合格をだせば後からその候補者を採用することはできない。どのように取り組むのが良い秘書を採択できる確率が高まるのか?

研究の答えは、37人までは必ず不合格を出して、項目やレベル感といった選定基準を磨き上げる。そして38人以降にその選定基準や37名で一番良かった人と比較して良い人がいれば採択する。

何が言いたいかというと、大事なコトを決める場合はそれなりの数の事象を経験し分析してから決定する、ということが大事。

もちろん100回想定できないような事象、例えば結婚パートナーを選ぶとか、も多々あるだろうが出来るだけ試行回数を多くすることを考えて、その中で、できうる試行回数➗e(2.7 数理定数)の試行をおこなったうえでの基準を持って判断する。

大事な決断はそれなりの試行を欠かすなという教訓。

心の引き算の心がけ

人が感じる幸福度は曖昧なもの。

自分の今の幸福度を10段階で評価してみる。

次に自分が視力を失い、聴力を失った、深い深い暗闇に陥った世界を想像してみる。1分ほど想像して目を開けてみて、自分の幸福度を10段階で評価してみる。

最初の幸福度よりも大幅に上がるはず。

別の研究では、銀メダル選手よりも銅メダル選手の幸福度が高いという。どういうことかというと、銀メダルの選手は金メダルの選手が比較対象となるが、銅メダルの選手はメダルを獲れなかった選手が比較となるから。

すなわち、今あるものがなかったらと想像するだけで、ほとんどの人の幸福度は劇的にあがる。







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