Webライターの憧れ「記名記事」に私がこだわっていない理由
ライターをしている、特に実績の少ない、駆け出しのライターにとって憧れと言えば「記名記事」。
確かに、記名記事は実績として有効で、ポートフォリオとしても有効です。
だけど、今の私は記名記事にこだわっていません。何故なのか。
その理由をお話したいと思います。
記名記事にこだわっていない最大の理由
記名記事にこだわっていない最大の理由は、
もちろん、納品して修正なしで公開されているものもあると思います。
けれど、大抵FBで修正が入っていると思うんです。
修正したのはライターさん本人であっても、ディレクターさんから「これはこうした方が良いよ」というアドバイスはいただいていますよね。
その記事を実績として公開して、果たして『私が書きました』と断言していいのでしょうか?
『直された』記名記事を見て発注したクライアントさんが、納品された記事を見てガッカリ…、なんてことがあってはいけない。
そう、私は思っています。
その他にもいくつか理由がありますので、挙げてみますね。
記名記事にこだわらない理由1:記名記事は「写真」
これについては、私の過去のツイートをご覧いただけたら幸いです。
「106members」で開催している勉強会に参加したときのものです。
それまでの私は、「記名記事書けるなんて良いなぁ…」と思っていたのですが、この時のお話を聞いて思い直しました。
記名記事を「写真」と例えましたが、クライアントさんに納品した記事は、後から修正したくてもなかなかできません。
プリントアウトされたもの、とくに写真は修正をかけるのがかなり難しいですよね。それと同じです。
昔の写真だと、撮ったり被写体の方は分かっても、初見の方は「今」のものと判断しても何も文句言えません。
同様に、過去の記名記事を見て、「今」の実績だと思われる可能性があります。
そのくらいなら、過去の記事はたとえ記名記事でも実績として出さない方が良いのでは?と思うのです。
記名記事にこだわらない理由2:記事に全責任を負えるか
執筆の際、もちろん嘘や信憑性のない情報、他の記事のコピペはあってはなりません。
私自身も、執筆の際は特に気をつけています。
それでも、思わぬところで誰かの人生に悪い影響を及ぼす可能性があります。
特に、YMYL系の記事に関しては。
もし万が一のことがあった場合、記名記事だと責任は執筆したあなたにかかります。
場合によっては、損賠賠償に関わる可能性もあるのではないでしょうか。
そうなると、その名前で活動はもうできませんよね。
今まで積み上げてきた物が、すべて水の泡になります。
WordPressは最大のポートフォリオ
ブログをやっていない私が言うのも何ですが。
WordPressでブログを執筆することは、最大のポートフォリオになるのでは、と考えています。
もちろん、無料ブログやnoteでも構わないと思います。
けれど、WordPressでブログを書いているということは、CMS入稿はもちろん、メディア側の作業も同時に行っているのです。
最近は、案件に「WordPress入稿の経験がある方」というのも多いので、収益化目的でなくても、WordPressはやる意味があると思います。
もし、実績がないと困っているのなら。
Googleドキュメントに提案文に添付できるような記事を書く
noteで記事を書く
WordPressをやってみる
こちらを実績にするのもいいのではないかと思います。
自分で書いて自分で所有している物ですから、すべてが自己責任。
リライトだってし放題です。
記名記事を否定しているわけではない
もちろん、記名記事を否定しているわけではありません。
たくさんの方に知ってもらえるし、実績を提示するのには手っ取り早いのは確かです。
これは、あくまで私の個人的な考え。
ご理解いただけますと幸いです。
WordPressにチャレンジしたい
2021年12月29日現在、私には記名記事がありません。
このスタンスは、たぶんこれからも変わらないと思います。
そのため、2022年はWordPressでブログをやりたいと考えています。
ずっと言っていたのですが今まで踏ん切りが付かず、そのままになっていました。
私には、これと言ったジャンルがないと思っていました。
けれど、探してみると「これは私だからこそ書けるのでは?」と思うものがあるんですよね。
それを書けたらいいなと思います。
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