面白さの圧 7月2日(火)日記

『流通空論』原宿さん回後半を聞く。


もう、どんどん好きになる原宿さんのこと。
こないだのオモコロの「年表クイズ」の原宿さん回も最高だったし。

今回の『流通空論』は、つまらなさについてのお話だった。
原宿さんにとってのつまらなさって、面白いの出発点らしい。
なんでこれは俺にとってつまらないんだろう。
なぜ誰もこれを面白くしようと思わなかったんだろう。
って考え始めることがもう面白い、ということ。
だからつまらなさって大事なのだと。
つまらなさは面白いのお題でありチャンスなのだと。

この感覚は私風情でもそこはかとなく感じたことではあって、つまんないな〜って思いながらもなんか見続けちゃって、勝手にどうすれば面白くなるかをふわっと考える時がある。
でも、その面白がり方が原宿さんはレベチなんだと思う。
「対象は面白くなくても、それを面白がることで自分だけは面白さに向かっていける」という言葉にその真髄を見た。
それに対する、Taitanさんの、「面白さって提供されるものじゃなくて、自分から介入して初めて発生する感情ですよね」という返事もしびれた。

もっとつまらないものも摂取していきたくなった。
そして妄想の時間をもっと増やそう。そういうの好きじゃん私。
だから日記が続いているのかもしれない。
同時に、面白いものもちゃんと見ないといけない。
最近の私は食わず嫌いしすぎている。オモコロばっか見すぎていて、偏食も偏食。

また、Taitanさんが、「企画おもしろマンのペラさ」って信用できないっていう話をしてて、ぐぬぬとなる。
企画自体が偉いのではなく、そこを下支えしている見えない労働(返事が早いとか)があって、そういうものをひっくるめて信頼関係があるんだという話。

私は正直そういうところをおざなりにしがちなところがある。
今の仕事に就いて、下準備とか入念にするタイプにはなってきたものの、まだ全然足りてないから実現できていないことが山ほどある。
坂口恭平さんの『生きのびるための事務』にもあったような計画性が足りてない。
事務的なことに関する知識、世の中に対する情報収集が圧倒的に足りていない。
これは苦手だからできなくていい、という代物ではなく、やりたいことをやるためには必ずついて回るものだと思って向き合うしかない。

こうした"見えない労働"も、広く言えば"つまらないこと"の一種だ。
私は今後もっと、"つまらないこと"に向き合わなければならない。
これは苦行かもしれないが、原宿さんや坂口恭平さんのマインドを降ろせば、面白いことに変換していけるはずだ。
真剣になろう。

そしてオモコロフィーバーが続く。
星野源さんが、恐山さんと、ARuFaさんとの鼎談記事を出した。

星野さんは2人のラジオとオモコロを、インターネットのサンクチュアリとして大切に思っているらしい。
みんな世の中の軸で発信する時代に、自分軸で面白いことを突き詰めているオモコロを見ていると、心地よいのだとか。
だから私も見ちゃうのか、って納得した。
インターネットとか、世の中のコンテンツに疲れちゃってるんだと思う。
オモコロのコンテンツは面白いんだけど、「俺たちを見て笑え!!」って圧がなくていい。
「俺たちは勝手にやってますんで、見ても見なくてもいっすよ。」っていう距離感がいい。
人間同士のコミュニケーションって本来そういうもんじゃない?

面白さの押し売りコンテンツに疲れてしまったよ。
でもそういうものも見ないと、自分が何かを作る時バランスが取れなくなってしまうから、満遍なく摂取する必要がある。
どうせ見たら見たで「おもしれ〜!」って言うはずですし。
めんどくさがるな!

今日のおすすめ🌿
今度、国立新美術館でCLANP展やるらしい!
絶対いく〜

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