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36才男・突然のカナダ留学記本編3
今回からついに授業が始まります。初めての登校、ホームステイの近所にある駅から電車で約40分、駅まではホームステイのお母様が送ってくれるという好待遇。感謝しかございません。
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京都の地下鉄のように東西南北に2本の電車が走っており、非常に覚えやすくなっております。にわか乗り鉄としては毎日の電車通学も苦痛ではなくある程度楽しめている1つの要因になっています。
学校に到着すると指定された教室へ入室、初日ということもあり早めに登校したので1番乗りでした。このなんとも言えない緊張感と新鮮さ、大学の初々しい時代を思い出しなんともほっこりと窓の外の木々を見ながら他のクラスメイトを待ちます。
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1人、また1人と教室に入ってきますが、みんな思っていることは一緒でしょう、静かな空気が室内を流れています。
全員がそろった所で授業が始まります。
ちなみに私のクラスは15名でカナダ(フランス語圏)5人・台湾3人・韓国3人・メキシコ2人・コスタリカ1人・日本1人という内訳です。
アジア率は割と高め、しかしまさかの日本人ゼロというのには最初はショックでしたが、今となってはどっちでもいいなという感じです。
とはいえ実際は1人くらいはいたほうが、情報共有もできるので安心とは時折思います。そして後皆様若いです。
最初最も苦労したのは、場所を覚えるということ・・・大学が広すぎます。方向音痴という特性もプラスされ、全くどこに行っていいかわからないし今自分がどこにいるかも分かりません、はじめにキャンパスツアーという名のオリエンテーションがありましたが、はっきり言って私的にはなんの役にも立ちませんでした。
これを書いている今、登校後約2週間が経過しましたが、未だに理解度40%くらいでしょう。こういう時に1人というのは大変苦労しました。
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授業の種類と振り分けは、文法・リスニング・ライティング・スピーキング、を混ぜたような基礎的なものが毎日、1つの小説(今回はフランケンシュタイン)を教科書のように使って行うものと、発音に特化したクラスが各日であります。
全体的に初歩的な内容をやっています。難易度としては決して難しくはないでしょう。しかし、当然ながらすべての内容を英語で進めていくのでたまに置いていかれますし、集中力が切れた瞬間に何言っているかさっぱりわからなくなる緊張感は存在しています。
そして困ったことに周りの英語のレベルが高い・・・私はこのクラスには不適合なのではないかと感じました。(現在進行形でもあります)
やはり日本人なのでしょう、圧倒的にスピーキングとリスニングが足りていません。
最初の授業で先生と簡単な会話をして実力を見分ける機会があったのですが、最初は完全にさらに下のクラスに行くものだと思っていました。結果的に行きませんでしたが、それほど力の差は感じております。
しかし、不思議なことにそんなに喋れて聞き取れる彼らなのですが、不思議と文法はとても弱いと感じます。三単現のS、時制の一致、動詞の不規則変化、完了形の形や受動態の形は不思議なくらい首をかしげています。
私からすると簡単に感じる部分もあるところですが、教育の仕方でこんなにも違いがうまれるものなのだなと感じました
今現在も必死にみんなに食らいついて頑張っているところであります・・・
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