今更境界戦機を観る 第3話「戦う理由」

アモウは絶対絶命の危機から謎の機体の狙撃により救われる。その機体のパイロットである少年に連れられ日本の解放を目指すレジスタンス組織八咫烏と邂逅するのだが…。

やっぱりレジスタンスパターンかうわあ、というのが第一感。いくら治外法権で外国人が横暴とはいえ武力でどうこうしようってのはどうなんだ。いやそもそも勝てるわけないし何が目的なんだ。嫌がらせ的に要人暗殺くらいか?マジテロリスト。

ガシン少年がこんなふうに苦しんでる人がいるんたぞ!と何か撃たれて死んでそうな人のスマホ画像チラッと見せてきたときはこれはヤバイなと思ったけど、そこからお姉さんの家族が交通事故で殺されたけどむしろ賠償金を問われたって具体例はなんか卑近過ぎてショボく感じたというか武力行使の説得力を削いだように感じる。

八咫烏のリーダー?が主人公を引き込むためにお姉さん差し向けるの普通に嫌な気分になる。子供を巻き込むなよ、たぶんパイロットがいないんだろうけど。八咫烏モブメンバーが機体だけ接収しちまえパイロットは替えがいると言ってたけどガシンくんがもしアモウくんが駄目なら自分がケンブも乗らなきゃと言ってるあたり人材豊富ではなさそう。子供じゃないと上手くAIと適合できない、一緒に成長できないとかそういう裏設定とかあるのかも。

アモウは日本をどうにかしたいとかそういう理由がないから一旦断るけどお姉さんに優しくしてもらって構成員のみんなと一緒に飯食って、思想的な面は置いといて悪い人達ではないから付いていこうとなるのがすごい怖い。どんなことをやるのか八咫烏の実態は何一つ見えてない説明もないのにね。

ロボ同士の模擬戦はうーんという感じ、撃たれてから華麗に弾を避けるケンブの描写はどんだけ弾速遅いんだよとなった。あとそもそも狙撃はこの機体に有効打になりえるんか?1話とかでは結構な重口径を耐えてたイメージ。

主人公がコックピットに銃口付きつけてガシンくんが肩に刀を掛ける決着で、ガイが引き分けか?と独りごちたときにガシンくんの目が泳いでるのは良かった(自分の中では負けたと思ってるさり気ない描写だと思われ)。こういう台詞に頼らないで心の機微を絵で魅せるのは面白い。

八咫烏が何をやる組織なのか主人公の行末不安になってきたけどそれもこれから先の展開への期待を煽る良いスパイスになってる。4話も楽しみ。

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