特定理由離職者として失業保険の申請したよ記

うおー!仕事辞めたわよー!!!!
ということでさっさと失業保険貰いに行きましょう。今回は『特定理由離職者』として申請します。
その際に色々やったのでメモ…というか同じ立場の方で、右も左もわっかんねーよ!という方がいらっしゃいましたら少しでも参考になれば幸いです。
※『特定理由離職者』の申請ですので、会社都合や普通の自己都合とは異なる部分があります。


①自分は失業保険貰えるか、更に特定理由に入るか確認する

まずこれです。失業保険を貰うには雇用保険に加入してる必要があります。そしてそこから特定理由離職者の範囲に入るか確認しましょう。
特定理由離職者の範囲は厚労省さんやハローワークインターネットさんが上げてくれてます。検索すれば出て来ますのでそこを見るとマルです。
今回私は特定理由離職者の範囲2の『以下の正当な理由のある自己都合で離職した者』の『1.体力の不足、心身の障害、疾病、負傷、視力の減退、聴力の減退、触覚の減退等により離職した者』で申請します。
ここから先の『特定理由離職者』に関して、特記が無い限りは↑の範囲2-1を指してると踏まえて読んでいただければ幸いです(引っ越しで職場遠くなったとか家族の事情とかは多分そのまま伝えればすんなり認定貰えると思うので…)


※最重要※ ②離職前から病状に当てはまる病院へ定期的に通って実績(?)を作る

ここが一番大事です。多分。失業保険を特定理由離職者の2-1で貰う為にはとにかく事前準備が全てと思って下さい。
あと特定理由離職者の2-1をメンタルで申請する時点で円満退社では無いと思うんですよね、いや円満退社って方も中には居るのかもですけど私は円満では無かったです。
で、まず心身に影響が出たなら素直にメンタル系の病院に行きましょう。その際にはネットで口コミ等を見て公的な診断書への対応がスムーズな病院を選ぶといい…かもしれないです。
メンタル系は特にお医者さんとの相性があるかと思いますし、令和の今、ドクハラみたいなことも少ないかとは思いますが、それでもまぁそのへん融通利く病院がいいんじゃないかなと。
性格にも依りますけどお医者さんとの問診とか結構負担じゃないですか?私は割と負担です。いや診てくれる先生凄い優しいんですけどそれでもしんどいなーってなるので、これで診断書とか渋るタイプだと多分面倒になって特定理由離職者での申請せずにちょっと休みつつ普通に派遣で仕事入れてたかなと思います。
ということでその辺ホイホイ書いてくれる病院を選んで行きましょう。
また単発で一回病院行っただけだと後に必要となる証明書を書いて貰えない可能性がありますので、少なくとも仕事辞めるまでの間は通院しましょう。私は発症してから証明書貰うまで半年くらい通院しました。一応今も通ってます。


③仕事を辞めてハロワークに行って失業保険の申請をする

相談は辞める前から出来ますので、もし近所にある等で通い易い方は事前に一度ハロワ行っとくと楽かもです。求職者登録だけ先に済ませるとかしとくと面倒な手続きが少し早まります。
晴れて退職して元職場から雇用保険被保険者離職票が送られて来たらいよいよ本番です。必要書類を予めネットで調べて用意したら最寄りのハロワへ行きましょう。
もし離職票がいつまで経っても届かない!って場合はその旨を職員さんに伝えればOKですのでとにかくハロワに行きましょう。
以下に厚労省の案内に記載されてる必要書類を引用しました。

  • 雇用保険被保険者離職票

  • 個人番号確認書類(いずれか1種類)マイナンバーカード、通知カード、個人番号の記載のある住民票(住民票記載事項証明書)

  • 身元(実在)確認書類((1)のうちいずれか1種類((1)の書類をお持ちでない方は、(2)のうち異なる2種類(コピー不可))(1)運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、官公署が発行した身分証明書・資格証明書(写真付き)など(2)公的医療保険の被保険者証、児童扶養手当証書など

  • 写真(最近の写真、正面上三分身、縦3.0cm×横2.4cm)2枚

  • 本人名義の預金通帳又はキャッシュカード(一部指定できない金融機関があります。ゆうちょ銀行は可能です。)

↑の書類が無くても申請を受け付けてくれます(場所によって変わるかもなので事前に確認しとくと間違いが無いです)ので、足りなくてもさっさと行くと認定日が早まってオススメです。
そして特定理由離職者は上記必要書類に『就労可否証明書』を追加して提出します。
検索するとこういう診断書無しでも特定理由離職者として認定して貰える(らしい)って出て来るので、その辺はケースバイケースかも知れませんが、結果論を言うと証明書や診断書を貰って申請する方が楽だし確実だと思います。
また管轄のハロワによって必要書類が変わってくるらしいので、就労可否証明書の書類を貰う時に職員さんに確認するのがベターです。


④就労可否証明書をハロワから受け取り、主治医に記入して貰う

まず失業保険の申請窓口で『特定理由離職者に当たると思うので就労可否証明書の紙を下さい』って伝えましょう。そのままズバリ言わなくても窓口の方がまず離職票を見ながら離職理由を確認しますので、その時に自己都合とは言わず(職員さんから「自己都合ですか?」って聞かれても否認しましょう)「○○(病気やパワハラ等、退職することになった理由)で仕事が続けられなくなった」と話せば恐らく渡されます。もし貰えなかったら就労可否証明書くださいって言ってみましょう。そこで職員さんに意地悪されることは無い筈…🤔

本筋にあんまり関係無いですが、離職票に書かれてる内容が間違ってる時は『異議申し立て書』みたいなのを書きます。
私は離職理由:自己都合の他に離職日が普通に間違ってたので、職員さんから紙渡されて離職日違いますって書類を書くように指示されました。

で、その就労可否証明書なんですが、退職後に通院してる病院で書いて貰って下さい。在職中ではなく退職後です。
「保険切れてからかよ!」って思いますよね、私もめっちゃ思う。私の場合は家族の扶養で保険加入したのですが、国保でも加入先の切り替えでもどっちにしろ前の保険証を返却→新しい保険証が届くまでタイムラグがありますので、提出期限(っていうわけでも無いのかもですが、失業保険の初回認定日)までに間に合うか不安な場合は先に就労可否証明書貰ってから失業保険の申請でも大丈夫です。
ていうか私が今回それでやりました(先に就労可否証明書貰う→失業保険申請時に証明書も一緒に提出)。
でもこの順番だと認定日遅くなるので、収入無くて切羽詰まってる!って方は就労可否証明書待たずに失業保険の申請した方が良いです。

またこの証明書ですが必ず原本を提出してください。(無いと思うけど)もしお医者さんから証明書のコピーを渡された場合は原本を貰いましょうね…。私はここでちょっとトラブりました。
証明書の発行に掛かる金額ですが、大ざっぱに一般的な診断書貰う時と同じくらいの金額が掛かります。私の通ってる病院だと毎回の診察料(いつも大体2.5千円)と合わせて6千円くらいでしたので、証明書だけで計算すると3.5千円ってことになりますかね🤔どうやってもここは診察料も掛かるので、病院にも依るけどコミコミで6千円くらい掛かるんだなと思っていただければ…。

この証明書なんですが、失業保険を貰うのを前提とした場合に何を証明するかというと『前の仕事が原因で病気になったから働けなくなったんだけど、その仕事を辞めた今はもうすっかり働けます!』っていうことをハロワに伝える書類ですので、そういう内容を書いて下さいってお医者さんに頼みましょう。
慣れてるお医者さんなら特に色々言うこともなく出してくれると思います。
私の場合は前職の人間関係で適応障害を発症したので、そんな感じのことが書かれてました。
失業保険はあくまで『働く意欲があるけど無職なので求職してます』っていう人が貰える保険なので『前職が原因で病気になったよ!今も病気で働くのが難しいよ!』て人は対象外なんですね。
今も病気だよ!って場合は治療に専念するのがどう考えても正しいので、失業保険ではなく別の社会保障を使いながらまずは心身を回復させていきましょう。
因みに失業保険の申請期限ですが病気の場合は延長が可能ですので、その辺も上手く使うといいかもしれない。


⑤申請時に渡されたしおりを読んで、求職実績を1回こなした上で初回認定日に就労可否証明書を持ってハロワに行く

この辺はコロナ禍とかでまた変わると思うんですが、私が申請した時期(2022年夏)の都内ハロワでは今まで実施されてた雇用保険説明会が開催されておらず、「各自で厚労省がYouTubeにアップしてる動画を観てね!」っていう状況でした。
この雇用保険説明会がある時はそれが初回分の求職実績になったみたいなんですが、今はそれが無いので何か適当にネット求人に応募するなりハロワに相談に行くなりしておきましょう。まだ気が乗らないなーって時は応募した上で日程詰め段階で辞退すればOKです。とにかく応募したよって事実さえあればいいので。
ネット検索すると「厚労省のYouTube動画観るだけでも実績になるよ!」って話も出て来るんですが、今(2022年夏)は実績にならないです。少なくともウチの管轄(都内某所ハロワ)ではならないですって言われました。
まあ最悪実績作らなくても認定日が次に延びるだけなので、活動忘れてたわって場合は素直に窓口の人に言うのが良いです。虚偽申告はぶっちゃけバレた時のリスクが高いので辞めようね。損するの嫌じゃないですか?私は絶対に損は嫌なのでやらないです。

この求職実績なんですが『雇用保険加入を前提とした職探し』なので、雇用保険に関係無い仕事だと実績になりません(って言われた)。
ということで例えばクラウドワークスやSKIMAなんかで募集してるイラスト仕事に応募したよ!っていうのは求職実績にならないんですね(長期に渡って安定した仕事では無い為)。
フリーランスとか所謂副業みたいな仕事は開業届を出さない限りは失業保険と関係ないと憶えてください(でも単発の仕事であっても収入が発生した場合はハロワへの報告が必要になります)。
なのでサラリーマン辞めてクリエイターになるわよ!!!って場合で失業保険貰おうかなーって時は会社雇用のクリエイターを目指すか、求職しながら「うーんやっぱこれ個人事業主でやってくしかないな!」って思い立ってから開業届出すかの二択になりますので、そっち目指してる方は何となく頭に入れていただければ…。

大分脱線しましたが、初回認定日に就労可否証明書を出せば特定理由離職者としての申請は終わりです。
私の場合はその場で特定理由離職者として認定されて、2ヶ月の待機期間は免除です、振り込みは来週になります~って言われました。

結論としては医者の診断書(みたいなアイテム)最強という話です。就労可否証明書を出せば多分勝ち確なので、メンタル不調で退職するけど失業保険早よ貰いたい!って時はとにかくこれを取ることを前提に動いてください。
メンタルやられてる時に通院も負担だと思いますが、本当に何度でも言うけど、特定理由離職者になるには事前の動きが何よりも大事です。クソ会社やクソ上司、同僚に苛ついてしんどい時期ですが、ひと踏ん張り頑張って病院行ってくださいね!あとまぁ普通にメンタル系のお薬貰うと少し楽になったりするし、お薬苦手~って人でも外部の人に現状を相談するだけでも心が軽くなりますので、そういう意味でも通院すると良いと思います。

私は中小企業に勤めた結果、中小滅びるべしと思って生きるようになったので、搾取されてる中小企業の平社員の方で辞めよう!と思ってる方が居ましたら全力で応援します。マジクソな日本マインドで運営されてる以上、この世界に大企業以外は要らないと思う。
別に大企業が正しいってわけじゃないしクソな大企業も勿論あるとは思うけど、中小企業は最賃しか払わないのに上の都合だけで振り回されて、休業手当や退職金や健康診断も無くて、ボーナスも社長の気分次第!揉めて辞める人間には前期分働いててもあげないし、入って3日の引継き社員にはあげるよ!とかいうゴミみたいなことが平気で起こるので、システマチックに貰える物は貰える大企業のが絶対良いよ。





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