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埋もれる家、一周忌

訪道の目的がぼやけそうな滞在だが、昨日は予めのOFF dayで、北海道の在住の友達フィオちゃんと二条市場のほど近くのagora Sapporo でランチ。お店も彼女に探してもらったんだけど、遅めの時間と道民にとってもスペシャルな積雪のせいでほぼ貸切のテーブルで、前菜、パスタ、デザート、コーヒーと、愛おしい会話で、これだけでもお腹いっぱい。そして本当に本当に美味しいランチ。帰ってからの体重計が怖い。

彼女と別れてからは、兄とパートナーとコーヒーいっぱいで話しまくる。彼女ほんとうに面白いしクレバーで美しくて、ぶっちゃけ兄に勿体無いくらい。誰目線でものを云っているのかって怒られそうだけど。

それから、狸小路散歩をフィオちゃんおすすめの7丁目までウロウロする。すごく善い雰囲気の美容院を見つけ、カードだけ受け取っておく。まだ明日の予定がわかんない。

明日はもう一人の友達に会う予定だったけど、その子の職場でコロナや接触者が発生し、今度にしましょうということに。私は何度だって訪道するよ。大丈夫。

そして今朝は8:00前に兄が車でホテルに迎えにきてくれて、一路恵庭まで。私の感覚では渋滞は皆無に感じたが、兄はちょっとブツブツ云ってて、でも一般道で難なく到着。写真のように見事に家が埋もれていたので、ホームセンターに立ち寄り、玄関にたどり着くまでのスコップを調達。
兄はすっかり北海道の人になっていて、要領よく雪を掻き分けていた。動画で撮影する呑気なワタクシ。余計なことして怪我して面倒になるより善いでしょ。

家では、ちょっと前回ピクアップし損ねたパンの型とか衣類とか、ちょっとだけ段ボール詰め詰めして、程なく坊さんがきて、昨秋に代替わりしたそうで、この暖房の効いていない家に若めの人でちょっとだけ安堵する。
うちは浄土真宗大谷派というところらしくて、お経を上げた後に説法をひとしきり聞かないといけない。この説法がなぜ必要か、重要かということも説法に含まれているからちょっと面白い。けどやっぱ寒くて辛かったよ。

この家も売らなくてはいけない。北海道の兄に託しているが、まぁ色々準備と必要な情報と選択が必要そうだ。色々素敵なお家だけど、もうありがとうだよ。帰り際に兄に、駐車場のシャッターのカードと家の鍵を預けた。素敵なおうち、さようなら。

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