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【映画】浮き雲 @ シネフィルWOWOW+

【浮き雲】

監督:アキ・カウリスマキ
脚本:アキ・カウリスマキ
音楽:ティモ・サルミネン
上映時間:96分

:カティ・オウティネン
:カリ・ヴァーナネン
:エリナ・サロ
:サカリ・クオスマネン

製作年度:1996年
製作国:フィンランド
原題:DRIFTING CLOUDS/KAUAS PILVET KARKAAVA


2022/10/20

※ネタバレ注意※









 気付いたら、2本目のアキ・カウリスマキ監督に突入していました。じわじわと思考が、アキ・カウリスマキ監督の世界に侵食されていく感じが面白いです。

 ただ、観る順番は失敗したような気がします。制作された時代的に、『浮き雲』を観てから『過去のない男』の順に観れば良かったかも。

 『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』が好きだと思った方は、きっと『過去のない男』の方が好きだと思います。ティストが近いと思います。

 ただ、この『浮き雲』というは映画は、最後の最後まで救いがないほど不幸のどん底に落ちていきます。

 始まった瞬間から、働いていたレストランが買収され、現スタッフ全員が解雇されるところから始まるのですが、メインで物語を進行させる夫婦であれこれやってみることが全て裏目に出るのです。ようやくお店を持とうとかき集めたお金も、ルーレットで全部スッてしまいます。

 ラストは、その不幸が全て覆されるのですが、オープンしたレストランはもしかして『かもめ食堂』に出てきたところかな??と、どうでもいい事を考えながら観てしまいました。
 もしかして、フィンランドの食堂は全部あんな感じだったりするのでしょうか。

 そして、一言アドバイスがあるとするならば、あまりの不条理に途中で挫折せず最後まで観通してくださいね、と言いたいと思います。

★★★☆☆

#映画 #映画好きな人と繋がりたい #名作映画 #浮き雲