【映画】線は、僕を描く @ イオンシネマ
【線は、僕を描く】
監督:小泉徳宏
脚本:片岡翔
小泉徳宏
原作:砥上裕將
音楽:横山克
上映時間:107分
青山霜介:横浜流星
古前巧:細田佳央太
川岸美嘉:河合優実
国枝豊:矢島健一
滝柳康博:夙川アトム
笹久保隆:井上想良
藤堂翠山:富田靖子
篠田千瑛:清原果耶
西濱湖峰:江口洋介
篠田湖山:三浦友和
製作年度:2022年
製作国:日本
2022/10/31
※ネタバレ注意※
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映画『ちはやふる』の監督さんの新作なので、期待を込めて観に行きました。
『ちはやふる』の時も競技かるたを見せるのが上手い監督だと思ったのですが、今回の映画『線は、僕を描く』も水墨画を上手く見せていたと思います。
どちらもマイナーな世界なので、興味のある人にしか刺さらないような内容の所を、エンターテイナーに持っていくのが本当に上手い監督だと思います。
また、原作は読んでないので比較が難しいのですが、脚本もなかなか良かった気がします。
ずっと御飯を作ったり庭弄りばかりしていた江口洋介演じる西濱が、実は湖山の一番弟子であり湖峰という有名水墨画家だったというくだりは、江口洋介の演技も見事で見応えがありました。
そういえば、湖山が誰なのか見たことある人なのに思い出せなくて、テロップで三浦友和だと知り驚きました。
息子も結婚するくらいの年になり、三浦友和もそれなりの年になったようです。なかなかはまり役だったと思います。
霜介役の横浜流星も、過去に影のあるキャラクターを上手く演じていたと思います。
それにしても、霜介のような家族との別れは、辛すぎて何とも言えない苦い気分です。そこだけが、妙にリアルでストーリーから浮いているように感じました。
そんな彼が水墨画にハマっていく様子も、千瑛の水墨画に涙する理由も、見事伏線回収をして未来へ繋げるラストは良かったと思います。
★★★★★