【映画】真夜中の虹 @ シネフィルWOWOW+
【真夜中の虹】
監督:アキ・カウリスマキ
脚本:アキ・カウリスマキ
音楽:ヨウコ・ルッメ
上映時間:74分
カスリネン:トゥロ・パヤラ
イルメリ:スサンナ・ハーヴィスト
ミッコネン:マッティ・ペロンパー
リキ:E・ヒルカモ
製作年度:1988年
製作国:フィンランド
原題:ARIEL
2022/12/16
※ネタバレ注意※
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炭鉱が閉山して失業したカスリネンが、自殺した父親から貰ったキャデラックに乗り、南を目指して旅に出るロードムービーです。
アキ・カウリスマキ監督の映画としては珍しく、子供がメインキャストの中に含まれています。
この監督のストーリーは、だいたい主人公が強盗に襲われて転落していく不条理から始まるので、この子供の存在には少しドキドキしてしまいました。
多分、ハッピーエンドです。分かりやすいハッピーでは無いですが、カスリネンの出会ったイルメリという女とその子供リキとメキシコへ向かう所でエンディングが流れます。
珍しく、ポピュラーな“Over The Rainbow”が流れてきて、多分、歌詞は替え歌になってた気がします。
真夜中の虹とは、真夜中のボートが架け橋になって、知らない何処かの国へ外国船が連れて行ってくれるという意味だったのでしょうか。
そういえば、ミッコネンが『レニングラード・カウボーイズ』シリーズのウラジミールだったのには驚きました。ウラジミールは人の労力で私腹を肥やしてましたが、カスリネンが刑務所で出会うミッコネンは、なかなか印象的な良い人キャラだったと思います。
★★★☆☆