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「どうせ」はNGワード!自分はこんなものという思い込みが無意識に刷り込まれます!

以前,
“こころの限界はからだの限界よりも
結構手前なのかもしれない。”と書きました。
もちろん身体を守るために
「これ以上やったら危ない」と
ストップをかけるのだと思います。

ただ,周りから見ても
もっとやれそうな人が
なぜかやれないということがあります。

その理由の一つに
無意識レベルに刷り込まれた
どうせ自分はこんなもの”という
思い込みが考えられます。

小中高と競技スポーツを続けている内に
指導者や親,周りから
「どうせお前にはできっこない」
「どうせお前は勝てない」などの
言葉を浴びせられると
知らぬ間にその考えを取り込んでしまうのです。

『なにくそ!もっと頑張って勝ってやる』と
本人が奮起することをねらって
ハッパをかけているのかもしれません。
こうした言葉かけは
暴言ではないかもしれません。
でも,
どんなに穏やかに冷静に言っても
子どもに限界を作ってしまうだけなのです。

無意識に刷り込まれているので
本人の意識的な努力では
変えるのが難しいのです。
そもそも,
どうせ自分はできない”と
限界を設定していることに
気づいていないことが多いのですから
変える努力をする以前の問題です。

大学で競技を続けるアスリート学生は
随分増えました。
それでも,高校に比べると
ずっと少なくなり,選手のレベルも
それだけ上がります。
高校では一番手だった人も
大学では通用しないということも
多々あるわけです。
そんな厳しい状況になったとき
どうせ自分はできない”と刷り込まれた人が
『もっと頑張ってやろう』と思えるでしょうか?

その子供や選手にパフォーマンスを上げてほしいと
本当に思うなら,
“どうせ”は絶対に言ってはいけない言葉なのです。