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【23】しなやかな想像力を

オープンスペースでの演奏。事前申し込みが一応必要なようだった。
事前に聴衆がいることは誰にとっての安心か。よく考えて、場所はオープンスペース。絶対に人がとおることがわかっている。

ストリートパフォーマンスを想像して欲しい、街の中に、パフォーマンスする人が現れて、そこにどんどん人が引き込まれていき、いつのまにか輪が出来上がる。そしてひとしきり盛り上がると、その輪は解散してまた元の街に戻る。その繰り返し。出入りも自由。

一方で、コンサートを想像すると、演奏する舞台があり、そこに入るために入場チケットが必要、大抵の場合は有料、無料だったとしても、なんらかの手続きが必要になる。

今回の公演は、オープンスペースだけど手続きはコンサート型だった。つまり、場はひらけているようで、ひらけていない。もったいないのだ。
予約は30人だったとして、もっと場をひらいたらあっという間に動員数は100は超えるだろう。30人を手堅くいくか、不確実性があっても100人いけるだろうと、その可能性に想像を巡らせられるか大きな違いになると思った。手続きに縛られすぎてはいけない。

パフォーマンスする行為と空間についてはまだまだ考えることがありそう。
そんなことを思った。


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