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2022年聴いた曲〜KPOP/韓国編〜

2022年個人的にたくさん聴いた曲、メディアでたくさん聴こえてきた曲を1年の締めくくりに何曲かピックアップしてみようと思います。韓国アーティスト以外の曲はまた別記事にてまとめてみます。今年発売された曲が主ですが、年関係なく今年たくさん聴いた曲も紹介してます^^アーティストに対する印象や曲の好きな部分についても載せているので、ぜひ覗いてみてください〜!

NewJeans

90年代リバイバルの音楽と現代の洗練された雰囲気を兼ね備えたグループ、という印象。正直初めてデビュー曲のAttentionを聴いた時は懐かしいような気持ちが大きく、今の若い子たちにはこれが新しく聴こえるのか…という若干のジェネレーションギャップにショックを受けたりもしました。(笑)変わった新しさがなくても、ガールクラッシュ戦国時代の今のKPOP業界にこの空気を持ち込めば、そりゃあ唯一無二になれるよな…と感心しました。(謎の上から目線?笑)音楽だけでなく各種クリエイティブや映像技術もどこか懐かしいリバイバルの雰囲気を感じて、まさに、"新しさ"とは奇抜さや斬新さだけでなく、"再解釈" からも生まれるのであるということを気づかせてくれるようなグループでした。個人的にメンバーの年齢層とひと回り近く違うので、憧れの対象としてのKPOPではなく、純粋に音楽を楽しむ気持ちと、我が子を見守るような気持ちで見るようになった初めてのグループです。(笑)

・Hype Boy

メンバーそれぞれの物語とPerformance verの計6種も公式MVのある1曲。デビュー曲4曲全ての映像を制作する予算もそうですが、メンバーごとにMVが用意されているのは新しいですよね。大流行したサビのダンスはマネしたくなる…!Attentionや年末の授賞式ステージで見せたNew Jack Swingスタイル、TIKTOKでのTLCカバーなど、NewJeansはダンスも90sのhiphop色が強いのかな?と思いました。細かい振り付けやキレ味の強い女性KPOPグループに比べ、どちらかというと大振りの振り付けでグルーヴ感があるのも、NewJeansを好きな理由です。

・ditto

2022年滑り込み最後の1曲!これもどこか懐かしさを感じる冬の1曲。本人たちも言っていましたが、MVではHype Boyでのトレンディな学校とはまた違った学生姿のNewJeansが魅力的。こちらもMVはSide AとSide Bの複数種あり、アイドルとファンそれぞれ違った視点から描いた映像が情緒的で美しい……。KPOPアイドルは幼い年齢の子を大人に見立てるようなスタイリングやヘアメイクが多い印象ですが、NewJeansは等身大で、逆にどこか幼く見えるようなポップなスタイリングに黒髪ロング・素肌感のあるヘアメイクが特徴的です。コンセプトに10代の若さが含まれているのか、青春時代そのもののビジュアルが逆に洗練されて見えますね……。

NCT

圧倒的ビジュアルもさることながら、鍛錬された確かなパフォーマンス力を持つ実力派。彼らの魅力はなんと言ってもライブパフォーマンス!被せや編集は必要ないのでは?と思うくらい歌唱力・アドリブ力は長けています。才能に溢れながらも、デビュー当時から怪奇な楽曲が多く、初めから注目を集めていたわけではないにも関わらず、スタイルを曲げず、コンセプトに飲まれず、着実に大衆を味方につけて今の彼らを形成している姿は本当にcool!KPOPとは何か?を常に壊しにくる彼らからは "見たことのないものを見せてやる" という気概を感じます。常に新しさ・NEOに挑戦し続ける楽曲の中毒性は、私がKPOPを好きになったきっかけでもあります。

・질주 (2 Baddies) - NCT 127

今年は何と言ってもこの1曲!私的パンチラインはジェヒョンさんの「빛이 안 나 It isn't mine」(輝いてない It isn't mine)。その前のマークのAメロラップもシニカルな余裕感があって気持ちいいですね〜。個人的に大成したアーティストのお金持ちの歌が好きなのですが(笑)、MVをはじめとしたプロモーションでのポルシェの使いっぷりが、ザ・お金持ちの遊びという感じで見ていて気持ちよかった曲です(笑)

・우산 (Love Song) - NCT 127

今年の曲ではないですが、今年もよく聴いたので挙げています(笑)NCTzenの好きな曲でも常に上位に挙がる名曲!逆に好きじゃない人はいないのでは?THE LINKのライブ公演では傘を使った演出が話題になりました。ブルーな気持ちになる雨も、好きな人と相合傘をして愛でたくなる時間に変わるという1曲。サビの「비는 질색인데오늘  좋아지려 해아니 아직 그칠 생각은 말고왼쪽 어깨는 흠뻑 적셔 놔도 돼」(雨はうんざりだけど 今日はちょっと好きになりそう いやまだやむなんて考えないで 左肩はびっしょり濡れたっていい)という歌詞がロマンチック。0:12〜ヘチャンくんのHooと音源full ver.の2:20〜ジャニーさんのラップは必聴。攻めたタイトル曲ではテヨンやマークのラップが光りがちですが、こういうミドルテンポの曲ではジャニーさんの低い声と発音の良い英語ラップが光ります。

・Saturday Drip - NCT DREAM

第二アルバム「Glitch Mode」収録曲からピックアップ!hiphop色の強いリズミカルな1曲。ピコピコとしたゲーム音をバックに、マークのスキルフルなラップ、ジェミンの低音ラップ、チソンの聴き心地の良い美声ラップ、強さと太さのあるジェノのラップが堪能できます。圧倒的ボーカル集団NCTならではの恒例レコーディングコンテンツ、[Un Cut]ではこの曲のレコーディング風景が収録されています。編集のきかないマイク1本でのパフォーマンスこそがアーティストの魅せ所ということを惜しみなく見せつけてくるNCT!若いながらにも玄人の雰囲気さえ感じさせてくれます。

・Replay (내일 봐) - NCT DREAM

若さ溢れる明るくポップな楽曲を担いがちなNCT DREAMですが、この曲は少し大人なムードでトレンディな雰囲気。ヘチャン・チョンロ・ロンジュンの美声が堪能できる1曲です。1:34〜の軽やかなラップリレーも必聴。それぞれ色の違う歌声を楽しめます。2:25〜からのビートに乗せたリズミカルなラップにも注目!

・Child - MARK

NCT LABという個人プロジェクトでのソロの1曲。自身で作詞作曲を手がけ、子供と大人の間を彷徨い有名になっていく自分が一体誰で何者なのかを自問自答する1曲。必聴パートはサビ最後の「사람들이 바라본 난 누구야 Who am I who I'll be 다른 밤 같은 Nightmare」(人々が見つめる僕は誰だ?僕は誰で何者になるのか また別の夜 同じNightmare)マーク然り、ラッパーの苦悩の言葉選びはどれも本当に素晴らしくて心臓に染みる……。マークと同じ経験をした人は誰もいないはずなのに、地に足ついた等身大のリアルな歌詞は共感を呼び寄せます。発表後の雑誌インタビューで曲についても触れています。下記にインタビュー日本語訳も掲載しておきます^^

BLACKPINK

私にとってBLACKPINKさんは破壊神のようなもの。(笑)いつでもエンパワメントさせてくれて、会社や学校、嫌なこと全部壊して燃やしてくれそうな圧倒的な強さがありがたい……。ワールドツアー凱旋し、チケットはどの国でも即完。ysl、CHANEL、CELINE、Diorと4人それぞれハイブランドのアンバサダーであり、MV衣装にもそれぞれのブランドが提供されていました。楽曲のラップ部分にもブランドについての言及があり、放送コードに引っ掛かり出演できない音楽番組もありました。来年4月からは日本ドームライブも敢行!彼女たちのライブボーカルを生で楽しむチャンスです……!

・Pink Venom

2022年アルバムの先行で発表された1曲。怪しい異国情緒漂う伝統楽器のサウンドから始まり、「Kick in the door Waving the coco」(ドアを蹴り飛ばして入ってくる、COCOを靡かせながら)という強烈なイントロ。COCOやcross C'sなど、ジェニーといえばCHANELと言わんばかりの独特な言い回しがcoolですね〜。1:17あたりからhiphop色の強いビートが入ってきて、頭を揺らしたくなる1曲です。

・Shut Down

お馴染みラ・カンパネラのサンプリングで話題になった1曲。注目は1:21〜のラップパート。ジェニーの声の太さとリサの横に広がるような声のラップが最高にイケてます。ジェニーはラップは何と言っても声が良い!Nahやuhの声一つでわかるフロウがかっこよすぎる……。私的キリングパートはロゼの「Catch me when you hear my Lamborghini go vroom, vroom, vroom, vroom」の部分。歌詞がこれまた成功した金持ちなのが大好きです。(笑)

aespa

独特な世界観とアイコニックなサビの振り付けで人気を人気を博してきたaespa!ヒーロー映画ばりのMVのストーリー性とコンセプト映像からは楽曲だけに留まらない新しい音楽の形が期待されます。これまでのタイトル曲は一貫して全てユ・ヨンジン氏。SMを象徴する独自スタイルを確立したプロデューサーが手がけるアーティスト、とも見てとれます。タイトル曲の強烈な印象もさることながら、アルバム収録曲も良曲が多いんです……!2022年に出た2nd Mini Albumからは2曲をピックアップします^^

・도깨비불 (Illusion)

注目は1:14〜ジゼルとニンニンのラップ。ジゼルがメイン・ニンニンが低音を担っているパートが新鮮!個人的にaespaではジゼルのラップが好きなのですが、この曲では比較的落ち着いていて囁くようなトーンでの低音ラップが魅力的。サビ前のカリナの美声も堪能できます。公開されているperformance ver.ではサビの火の玉のようなダンスがアイコニック!

・Lingo

珍しくpopで明るい1曲。「우리만의 Buzzword 색다른 Symbol」(私たちだけのBuzzword 風変わりなSymbol)世界観を理解できなくても、訳がわからなくても、aespaが好きでしょう?というaespa目線の歌詞がキュートにまとめられています。英語部分といえばジゼルですが、4人とも英語の発音が良くて聞きやすい!

SM Artist

・Hot & Cold (온도차) - KAI, SEULGI, JENO, KARINA

珍しい組み合わせ!と、思いきや、人気・実力・会社からの支持…とグループの立ち位置的になんとなくの共通点はありそうですね。各グループの推しはここにはいないのですが、曲が良いのと、映像で見るとパフォーマンスもかなり良いので2022年の良曲に押し込みました!(笑)パフォーマンスに長けた実力派の4人のステージ2:00〜'00年生のカリナ&ジェノコンビと'94年生のカイ&スルギコンビのペアダンス必見です。

・Bungee - Baekhyun 

'21年3月にBambiのアルバムを残し、惜しまれながらも5月に入隊したベッキョン。UN VillageやCandy、Bambiなどとにかく名曲の多いベッキョンですが、今年よく聴いたのはこの1曲!これまでも切ない恋愛の曲が多いのも納得。溶けるような歌声と圧倒的な歌唱力でSMの宝と呼ばれるのもわかります。バンジーというタイトルの元、好きな人の目の奥の海に飛び込んで泳ぎ回る、という切ない1曲です。

・DICE - ONEW

SHINeeではキーくんを推しているのですが、オニュくんの歌声が本っ当ーーーに大好きなんです……。3年ぶりのソロアルバムタイトル曲DICEではホテルマンに扮したオニュくんがコミカルな演技とダンスを披露しています。SBS Radioのライブコーナーでは歌詞を間違えてしまう姿がチャーミング。確かな歌唱力を楽しめるライブ映像は必見!

george

ジョージといえば「boat」ですが、今年8月にリリースされたシングル「1집수록곡 (1,2,3..)」の収録曲は全て良い〜!紹介は省いていますが、「I'm so tired.. ft. THAMA (따마)」も今年よく聴いた1曲です。優しく気だるい歌声に迷いや自由への希望を投影した等身大の歌詞は若者の間で支持を集めています。チルムードで聴きたい曲の多いジョージ、いつか絶対にライブに行きたい!

・언제든어디라도(ANYWHERE ANYTIME)

lyrics Videoがシュールで可愛い!(笑)「언제든 어디라도 니가 있는 곳이라면 No matter what, 상관없어 어디든 I can drive you anywhere」(いつでもどこでも 君がいる場所なら No matter what 関係ない どこへでもI can drive you anywhere)という歌詞がメロウで素敵。リラックスムードでドライブしながら聴きたくなるような1曲ですね。

・ttm (thinktoomuch) (Feat. BIG Naughty)

タイトルの通り、考えすぎてしまう時に聴きたくなる1曲。(笑)「don't think too much 두려워 마 i love your fail」(don't think too much 恐れないで i love your fail)「너 하고 싶은 대로 해 안되면 안 하면 돼」(君のやりたい通りにしなよ だめならやらなきゃいい)というダメな自分を愛する歌詞に救われました…。曲の中に台詞が散りばめられていて「생각을 너무 많이 한다는 생각을 너무 많이 하는 것 같아요」(考えすぎだということを考えすぎな気がする)という気が滅入ってやる気のない声になんとも言えない良さを感じます。

다비(DAVII) 

・Flying (Feat. BIG Naughty) 

アーティストへの楽曲提供も多く作曲家としても知られるDAVII。Heizeとの共同制作でもお馴染み。ハスキーな高音とjazzyなピアノのメロディが光る1曲。情緒的でムードのある曲が多いですが、歌声からは強さも感じます。8月公開ぴったりの爽やかな曲で、今年の夏はよく聴いていました。ミニアルバム「GENEZIS3」は豪華なアーティスト陣をフィーチャリングに迎え、トレンディな楽曲がいっぱいに詰め込まれています。

Balming Tiger

・섹시느낌 SEXY NUKIM (feat. RM of BTS) 

ノイズと音楽の狭間ともとれるエフェクトのかかったような声と衝撃的な映像と相まって頭が狂いそうになる1曲。一定に刻まれるリズムだけがmusicalityを維持しているように感じます。BTSのRMを客演に迎え、世界中で注目を受けるようになったBalming Tiger。「Armadillo」もおすすめの1曲です。韓国の日常風景をhipに映した映像作品としても関心を集めています。チームの経緯やSEXY NUKIMの楽曲制作についての秘話は日本語版インタビューがあったので、下記にリンクを掲載させていただきます^^

선우정아 (swja) 

・OCTAVE (with SUMIN)

儚い歌声と中性的な魅力を持つソヌ・ジョンア。YGエンターテインメントの楽曲プロデューサー、BLACKPINKのボーカルトレーナーとしても知られています。OCTAVEではBTS、Red Velvet、EXOの楽曲提供でも知られるSUMINを客演に迎え、jazz色の強い曲に仕上がっています。真夜中に聴きながらウイスキー片手に酔いしれたくなります……。

 LUNA 

・Do You Love Me (Feat. 죠지)

f(x)の元メンバー、LUNAの3年前のソロ曲。ジョージを客演に迎えたメロウで甘いR&Bソング。歌声も儚く美しいですが、曲後半のインスト部分も素敵!ミンヒジンプロデュースの新ガールズグループもあり、f(x)の楽曲も改めて今年本当によく聴きました!現在はSMを離れていますが、苦難を乗り越えてきた彼女の歌声は強さと儚さを同時に持つ唯一無二とも言えます。レトロな映像美もお気に入りの1曲です!

 SAAY

椎名林檎を彷彿とさせる気怠さと甘い歌声が魅惑的。元アイドルグループのリーダーであり、シンガーソングライター、楽曲プロデューサーとしても活躍。SMエンターテインメントにも多く楽曲提供してきました。オールドスクールな音楽にリスペクトを置いてきた彼女ならではのグルーヴや感性はR&Bのみならずジャンルレスに愛されています。彼女についてのインタビューが日本語版でもあったので掲載しておきます^^

・ALARM

セクシーで官能的な雰囲気のある1曲。楽曲制作だけでなく振付にも自身で手がけることの多いSAAY。ダンサーにも多くカバーされていました。MVで見せた黒髪バングのスタイリングが鮮烈。何かを刺すような鋭い目がとても魅力的で美しい〜。

・Talk 2 Me Nice

こちらもjazzyで大人な1曲。听ground (Tingground)のYoutubeチャンネルで公開されたLIVE ボーカルは圧巻。歌唱力はもちろん、圧倒的なオーラとグルーヴに引き込まれます。歌っている時の音の感じ方やノリからも秀でた音楽性を感じます……。jazz barで聴きながら体を揺らしたくなる曲No.1!


2022年私がたくさん聴いた曲、いかがでしたでしょうか…!各アーティストメジャーな曲をピックアップしているので、知っている曲も多かったのではないでしょうか?^^2023年も韓国アーティストたくさんチェックして、いろんな曲を聴き漁るぞ〜!


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